第17回東京都フットサルチャレンジU-18優勝『フウガドールすみだファルコンズ』インタビュー

8/11(金祝)・12(土)の2日間、立川市泉市民体育館にて開催された『東京都フットサルチャレンジU-18』は、フウガドールすみだファルコンズが2連覇を達成し幕を閉じました。
1次ラウンドで23得点無失点と圧倒的な強さを見せつけたファルコンズ。2次ラウンドでは毎試合苦しみながらも、最後まで衰えない気迫とスピード、アグレッシブな戦いぶりで接戦を制し、見事、東京都ユース夏のチャンピオンに輝きました。
ファルコンズの攻守の要であり、今大会でも快心のボレーシュートでチームを勝利に導くなど大活躍を見せたキャプテン、畠山勇気選手(NO.42)。そして、強靭なフィジカルと気迫溢れるプレーで相手を圧倒し、決勝では先制点を決めてチームに勝利を呼び込んだ佐藤雄介選手(NO.43)にお話を伺いました。

【2次ラウンド結果】
準々決勝 vs 府中アスレティックFC U-18 
2-1
準決勝 vs FCバブル U-18
1-1(PK3-2)
決勝 vs ASVペスカドーラ町田 U-18
2-0

2連覇を達成した『フウガドールすみだファルコンズ』

―大会2連覇達成、おめでとうございます!まずは、今のお気持ちを伺えますでしょうか。
佐藤:グリーンアリーナ神戸カップとホンダカップで負けてチームが下がり気味だった時に、優勝というはっきりした結果を出すことができて良かったと思います。
畠山:去年よりもチームの人数が増えたので、その分、喜びも増した気がします。優勝できて本当に嬉しいです。

―1次ラウンド(グループリーグ)では圧勝しましたが、2次ラウンド(決勝トーナメント)では接戦が続きましたね。まず、2次ラウンドの初戦、府中戦では、先制される形になりました。
佐藤:自分のマークミスで失点してしまったので、しっかり修正して全国大会(全日本ユースU-18フットサル大会)に臨みたいと思います。
畠山:短い試合時間の中で先制されてしまってベンチの雰囲気もあまり良くなかったんですが、ハーフタイムに監督からいい指示があり、1点返すことができました。(44番・長谷部玖選手)
そしてその後、自分が今まで決めたことがないようなボレーシュートが入って逆転することができて良かったです。

―準決勝のバブル戦は1-1、そしてPK戦にもつれ込みました。
佐藤:前半に先制できたのは良かったんですが、底辺のミスから失点してしまってチームの雰囲気が悪くなってしまったんですが、最終的にはPKでしっかり勝ち切れて良かったです。
畠山:PKはこれまで大事な大会で何回も外してきて、今大会でもPKがあるだろなと思っていたので、かなり練習をしてきました。その甲斐があって、練習していたところにピンポイントで決められて勝てたので良かったです。

―決勝戦は、ペスカドーラ町田U-18との対戦となりました。対戦してみていかがでしたか?
佐藤:この大会始まって(決勝戦としては)初めてのFリーグ下部組織対決ということで負けられないなという気持ちがありました。とてもいいプレスが来るのでそれを回避するのが大変でしたが、狙っていた、ピヴォを置いた形から先制点が取れてとても良かったと思います。
畠山:町田とは最近練習試合をやったんですが、その時は負けてしまったので、今回は負けられないと思っていました。Fリーグ下部組織同士の戦いでもあるので、チーム全体で気持ちが高まっていました。町田は一人一人がいろんな個性を持っていて個の強さがある強敵でしたが、前半のうちに得点ができて、自分たちの流れに持っていけたことが勝利に繋がったと思います。

―最後に、8月17日から開催される全日本ユースU-18フットサル大会に向けて一言お願いします。
佐藤:Fリーグ下部組織として、フットサルを代表するチームとして、絶対に日本一を獲って東京に持ち帰ってきます。
畠山:「絶対に」優勝します。以上です。

NO.42畠山勇気選手・NO.43佐藤雄介選手

畠山選手、佐藤選手、ありがとうございました。全日本ユース(U-18)フットサル大会での活躍をお祈りしています!!

2017年8月14日 | カテゴリー :

MFP関東U-10フットサルリーグ2017★小学生フットサラーにインタビュー

“フットサルの真剣勝負を日常に”をテーマとして今年6月に開幕した『MFP関東U-10フットサルリーグ2017』に参戦中の「ZOTT WASEDA INFANTIL」、「FCアンビシオン F」、「FCアンビシオン S」、「府中アスレティックFC U-10」、「FOOTBOZE FUTSAL HPE」、「FOOTBOZE FUTSAL STR」の選手たちに、本リーグに参加しての感想や目標、フットサルの楽しさ等を語ってもらいました。

MFP関東U-10フットサルリーグの情報はこちら

ZOTT WASEDA INFANTIL

10番:あさとくん 99番:ひいろさん
―フットサルを始めた時期ときっかけを教えてください。
あさと:1年生の初めです。お兄ちゃん(ZOTT WASEDA JUVENIL所属)がやっていたから始めました。
ひいろ:1年生の時に、あさとに誘われて始めました。

―このフットサルリーグでプレーをしてみていかがですか?
ひいろ:(普段は体育館で練習しているけれど)このコートは人工芝だからパスがしづらくて難しいです。

―フットサルのどんなところが楽しいですか?
あさと:みんなでパスしあって攻めるところが楽しいです。あと、コートに5人しかいなくて1人1人に責任があるので、頑張らないとっていう気持ちになります。

―まだリーグ戦は半分以上残っていますが、これからどういう試合をしていきたいですか?
あさと:1人1人が頑張って、点を入れられても取り返せるようにしたいです。
ひいろ:パスをもっと上手くできるようにしたいです。

―好きなフットサル選手はいますか?
あさと:なべコーチです。(ZOTT WASEDAのゴレイロ、渡邉博之選手)
ひいろ:たかおコーチがかっこいい。(ZOTT WASEDAの元ゴレイロ、安藤貴男コーチ)

FCアンビシオン F

18番 そうたくん、20番 りゅうとくん
―フットサルリーグに参加しての感想をお願いします。
そうた:いつもはサッカーをしていて、あまりフットサルをやる経験がないから(このリーグでフットサルの試合ができて)楽しいです。
りゅうと:フットサルはサッカーよりルールが多くて反則してしまう時もあるけど、相手からゴールを守ったり点を取ったりすることが多いから楽しいです。

―フットサルのどんなところが楽しいですか?
りゅうと:フットサルは全員で上がったり下がったりして、守備も攻めもどっちも全員がやることろが楽しいです。

―残りのリーグ戦、どんなプレーをしたいですか?こういう所に気を付けていきたいということがあれば教えて下さい。
そうた:シュートのところは、キーパーと1対1になった時に直接ボカーンしてもキーパーに当たるだけだから、かわしてシュートとかいろんなシュートを狙いたいです。
りゅうと:相手を自分の後ろに置かないようにマークするということに気を付けてプレーしたいです。

―チームとしてのリーグ戦の目標は?
そうた:残りの試合は負けないで全勝したいです。
りゅうと:力を合わせて全員で勝ちたいです。

FCアンビシオン S

2番 はるきくん、10番 きわむくん
―ここまでのリーグ戦を振り返っての感想をお願いします。
はるき:がんばったけど、ドリブルしても簡単にディフェンスに取られたりして、点がなかなか取れなくて難しかったです。
きわむ:(サッカーより)コートが狭いから、サイドに追い込まれたら抜けるのが難しかったです。

―これからどういう試合をしたいですか?
はるき:これからはもっと誰でも抜けるようにドリブルをうまくして、シュートまで行けるようにしたいです。チームみんなで一緒に頑張って勝ちたいです!
きわむ:いいディフェンスをして1試合毎にゼロ点で抑えたいです!

府中アスレティックFC U-10

7番 もときくん、99番 しゅりくん
―フットサルリーグに参加してみていかがですか?
しゅり:いろんなチームと楽しく試合をやれたので良かったです。
もとき:いつもは他のチームと試合をすることがないから、このリーグで試合ができてスカッとしました!

―フットサルのどんなところが楽しいですか?
しゅり:フットサルの方がサッカーより人数が少なくて、展開も早くなるから楽しくできると思います。あと、点が決まって攻守の切り替えが速くなるのが楽しいです。
もとき:キーパースローは半分を超えちゃいけないから、その加減が難しくて面白いです。

―これからどんなプレーをしたいですか?
しゅり:判断を速くしてチームで活躍できるプレーをしたいです。残り試合全勝して優勝したいです!
もとき:無失点で勝って、優勝したいです!

―憧れのフットサル選手はいますか?
しゅり:(府中アスレティックFC)皆本晃選手!
もとき:(府中アスレティックFC)クロモトと(ペスカドーラ町田)イゴール!

FOOTBOZE FUTSAL HPE

9番 ようくん、12番 かいしゅうくん
―リーグ戦に参加してみていかがですか?
よう:相手は強くて負けることもあるけど、勝っても負けても、試合ができることが楽しいです。
かいしゅう:リーグ戦は戦う場所ではあるけれど、勝ち負けよりも、普段の練習の成果を見せることが大事だと思っています。

―フットサルのどんなところが楽しいですか?
よう:サッカーとルールが違うところが楽しいです。
かいしゅう:フットサルはサッカーよりも相手のミスからチャンスになりやすいところがあると思うので、そこが楽しいです。

―残りのリーグ戦、どういうプレーがしたいですか?
よう:守備でも攻撃でも活躍したいです。あと、攻守の切り替えをちゃんとしたいです。
かいしゅう:とにかくゴールを守る!でも、失点しないためにはみんなの守備も大事なので、その指示もちゃんと出せるようにして、チーム一丸となってがんばりたいです。

―憧れのフットサル選手はいますか?
よう:フウガドールすみだの清水和也選手です。
かいしゅう:名古屋オーシャンズのゴレイロの関口選手です。

FOOTBOZE FUTSAL STR

5番 ゆまくん、18番 ユーゴくん
―ここまでのリーグ戦を振り返っての感想をお願いします。
ゆま:府中アスレに負けたのは悔しかったけど、他は負けていないので嬉しいです。

―フットサルのどんなところが楽しいですか?
ゆま:フットサルはサッカーよりコートが狭いし切り替えが多いから体力勝負になるので、そこが楽しいです。
ユーゴ:コートが小さいので点を決められるチャンスが多くて楽しいです。

―残りのリーグ戦、どういう試合をしたいですか?
ゆま:1回目に勝ったチームには2回目も勝ちたいし、1回目に負けた府中アスレには、しっかり練習をして勝てるといいと思います。前回の府中アスレとの試合ではマークが甘かったしプレスがかけられなくて点を入れられたので、今度はマークの指示をちゃんとして、プレスは手が届く位置までしたいです。フットボウズのキャプテンとして、自分がしっかり判断して指示して、チームを勝たせられるように頑張りたいです。
ユーゴ:2回目は府中にも勝って、他のチームにもすべて勝てるようにしたいです。どのチームもガツガツ守備で来るけれど、それに負けないで、ドリブルでかわして点を決めたいです。

―好きなフットサル選手はいますか?
ゆま:フットボウズ出身でフウガドールすみだの清水和也選手です。
ユーゴ:フウガドールすみだのボラ選手です。

選手の皆さん、ありがとうございました!!
ここまで順調に勝ち星を重ねているチーム、まだ勝利に届かないをチームなど状況は様々ですが、リーグ戦はまだ中盤。皆さんがこれからみせてくれる真剣勝負を楽しみにしています♪MFP関東U-10フットサルリーグ、後半戦は10月9日スタートです!

今秋、MFP関東U-12フットサルプレリーグ2017も開幕します!

2017年8月7日 | カテゴリー :

第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会東京都大会優勝『フウガドールすみだファルコンズ』インタビュー

1次ラウンド:2017年5月4日(木)5日(金)小金井市総合体育館
2次ラウンド:2017年5月13日(土)立川市泉市民体育館

第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会東京都大会は、ゾットワセダジュベニールとの激戦を制したフウガドールすみだファルコンズが初優勝を飾った。昨年の主力メンバーがほぼそのままチームに残り、「今年こそ全日本ユースの全国大会へ」と、選手・スタッフ・サポーターが気持ちを一つに戦ったフウガドールすみだファルコンズは、準々決勝の東京成徳戦 1-1(PK2-1)、準決勝の錦城高校戦 2-1、決勝のゾット戦 3-2と予想以上に苦しみながらも気迫のこもったプレーで勝利をもぎ取り、見事関東大会への出場権を手にした。
フウガドールすみだファルコンズは、7月15日・16日に笠松運動公園体育館(茨城県)で開催される関東大会へ出場、全国への切符を懸けて戦う。

全対戦結果はこちら

フウガドールすみだファルコンズ

今大会の2次ラウンド、キーパーでありながら2得点し、準々決勝のPK戦では2本をセーブするなど攻守にわたって大活躍を見せた41番 茂呂翔也選手。そして、準決勝で決勝点をアシストし決勝では2点を決める活躍で、優勝の立役者となった44番 長谷部玖選手に大会を振り返っていただくと共に関東大会への意気込みを伺った。


優勝おめでとうございます!まずは今のお気持ちを聞かせて下さい。

茂呂:とにかく嬉しいです。関東大会で勝って全国大会に繋げられるように頑張りたいと思います。

―長谷部選手は、決勝で2得点の大活躍でしたね。

長谷部:本当に嬉しいですね。今までやってきた練習の成果が出せたかなと思います。気持ちを込めてプレーしました。

―2次ラウンドでのご自身のプレーを振り返っていかがですか。

茂呂:今日はいつもより体が重くて全然動いていなかったです。試合を重ねるごとに少しずつ良くなってはいきましたが、それでも普段自分が出せるプレーは全然出せなかったと思います。点を取れたのは良かったですが、キーパーとして一番大事な守備があまり良くなかったので、今度は守備で貢献できるように頑張りたいです。

―チームとして良かった点と課題、それぞれ伺えますか。

茂呂:去年に比べて失点は少なくなったんですが、得点も少なくなってしまっているので、関東大会へ向けてそこを改善していけたらと思います。
長谷部:チームの雰囲気がとても良くて、点を取った時にはどのチームよりも盛り上がっていたのではないかと思います。課題はディフェンスの部分だと思います。パワープレーのディフェンスが弱いので、しっかり練習をやっていきたいです。

―今日の3試合を試合毎に振り返っていきたいと思います。まず、準々決勝の東京成徳大学高校フットサル部との対戦。フウガが試合を優勢に進めるかと思っていたのですが、1-1の同点でPK戦にもつれ込みましたね。

茂呂:10分(前後半)ランニングの難しさを感じました。PKについては特に練習はしていなかったんですが、うまく止められて良かったです。

―準決勝、錦城高校Aとの試合は2点先行する展開でしたが、試合終了まで残り1分のところで得点を許し、結局、2-1の辛勝でした。2戦連続で接戦となりましたが、振り返ってみていかがですか。

茂呂:最後までゼロで締めたかったんですが、自分の甘さが出たと思います。
長谷部:自分は1試合目よりはリラックスできていて、いい試合が出来たんではないかと思います。

―決勝戦の相手、ゾットワセダジュベニールについてはどのように感じましたか。

長谷部:相手は1対1が強かったのでディフェンス面で苦労しました。シュートもみんな強くて勢いがあるチームでした。
茂呂:フットサル専門チームなので前プレとか攻撃もシステムを組んでやってきていました。こちらも前プレはかかってはいたけれど最初の方はあまり効果的ではなかったんですが、ハーフタイムで監督の指示が入ってから、上手く寄せられるようになって良くなったと思います。

―具体的には監督からどのような指示があったのでしょうか。

茂呂:前プレをかけた時に飛び込まないというのと、相手が1対1が強いので、カバーにちゃんと入るようにという指示でした。

―関東大会へ向けてどのような準備をしていきたいですか。

茂呂:大会前に自分がコンディションを整えるということがまず第一だと思っています。あとは、もっと守備も自分が動かしていけるように、日頃の練習からどんどんコミュニケーションを取っていきたいと思います。
長谷部:体調管理をしっかりして、ケガにも気を付けて、ディフェンスができていない部分があるので、関東大会では失点ゼロでいけるようにしたいです。そして、関東大会の決勝でも点を決められるように頑張って行きたいです。

―最後に、全日本ユースの目標をお願いします。

茂呂長谷部:全国優勝です!フウガドールすみだファルコンズの皆さん、東京都大会優勝おめでとうございます!関東大会でのご活躍をお祈りしています!!

2017年5月15日 | カテゴリー :

GAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2017準優勝チーム『U-18東京都選抜A』インタビュー

2015年と2016年、2大会連続準優勝という結果を経て、今年、「U-18東京都選抜A」は最強の布陣で本大会に臨んだ。昨年夏の全日本ユースで準優勝を果たしたフットボウズ・フットサル U-18を初め、府中アスレティックFC U-18、東京成徳大学高校フットサル部、フウガドールすみだファルコンズといった東京都ユースリーグ所属チームからフットサル経験値の高い選手を招集、更に、ペスカドーラ町田アスピランチ、國學院久我山高校サッカー部のタレントも加え、優勝するだけの力を備えたチームを作った。

迎えた本番、東京都選抜はグループリーグで宮城県選抜と松山工業高校を圧倒。グループ最終戦では、昨年の覇者、新潟県選抜に敗れるが、この敗戦はあくまで想定内。東京都選抜はグループ2位、ワイルドカードで、予定通り2次ラウンド(準決勝、決勝)進出を決めた。そして準決勝でU-18大阪府選抜を6得点の猛攻でねじ伏せた精鋭たちは、満を持して決勝の舞台に立った。

昨年と同カードとなった「東京都選抜 vs 新潟県選抜」の決勝戦。東京都選抜は、グループリーグでの対戦経験を好材料に、新潟県選抜の攻撃の芽を摘み、チャンスを作る。試合開始2分20秒、東京都選抜12番 岡部直樹(U-20フットサル日本代表候補)がプレスからのカウンターで先制ゴール。しかし、その3分後、新潟県選抜は4番 齋藤日向(U-20フットサル日本代表候補)がパスカットしたボールを2番 鳥羽恭平に送り同点とすると、更に後半3分には、7番 小塚祐基が自陣でボールを奪い逆転弾を放つ。是が非でも新潟に追い付くべく果敢に攻め続けた東京は、後半4分35秒、6番 茶碗谷廉太朗が放ったシュートのリバウンドを13番 村上拓也がゴールに押し込み、試合を振り出しに戻す。その後、両者は勝ち越しを狙って仕掛け合うも得点には至らず、試合は2-2のままPK戦へ。最後は、3人全員がPKを成功させた新潟県選抜が勝利し、大会二連覇を達成。東京都選抜の優勝のチャンスは来年へと持ち越された。

三年連続で東京都選抜を決勝の舞台へと導いた森佳祐監督、決勝戦で先制点を決めた岡部直樹選手、今大会5得点の活躍を見せた村上拓也選手、そして、國學院久我山高校サッカー部から参戦し個の能力でチームに貢献した戸田佳佑選手に選抜活動を振り返ってもらうと共に、新潟県選抜との対戦の感想などを伺った。

《1次ラウンド》
①U-18東京都選抜A 8-0 U-18宮城県選抜
②U-18東京都選抜A 7-0 松山工業高校
③U-18東京都選抜A 2-4 U-18新潟県選抜
《準決勝》
U-18東京都選抜A 6-2 U-18大阪府選抜
《決勝》
U-18東京都選抜A 2-2(PK2-3) U-18新潟県選抜

大会公式

U-18東京都選抜A 森佳祐監督

―3日間お疲れ様でした。東京都選抜は、昨年に続いて新潟県選抜にPK負けで準優勝という結果となりましたが、決勝を振り返ってみていかがでしょうか?やはり新潟の壁は厚かったですか?
今年も厚かったです。しかし、去年は新潟県選抜と決勝で初めて試合をしたので調整に時間がかかり、内容的に圧倒された部分はありましたが、今年はグループリーグで一度対戦してからの決勝戦だったので、(新潟県選抜の強さ、戦い方は)十分に想定内でした。決勝戦は最初から十分に戦えていましたし、内容的にも悪くなかったと思います。

―決勝に向けては、どういう対策をされたのでしょうか?
相手はカウンターがとても速く正確なので、我々が仕掛けた時に三枚目が前に行くのか行かないのかという判断を、ボールの位置だったり持ち方だったり、相手のプレスの具合をみて、そこであまりリスクを冒さないように、予めカバーリングポジションを取って、二人はすぐにカウンターに備えるようにしました。

―試合は2-2の同点、PK戦での決着となりましたが、後半終了までにあと1点取るためには何が必要だったと思いますか?
違いを出せるところはセットプレーだと思うので、そこで1点欲しかったなと思います。そこは選抜チームとしてしっかり取り組むべきでした。取り組んだつもりだったのですが、最後まで詰められなかったのは私の責任だと思います。

―新潟県の選手たちが勝っていたと感じる部分はありますか?
純粋に、フットボール選手としてのスピードのある中でのスキルの差はあるかと思います。そのスキルというのは、例えば、しっかり走り切った中でボディバランスを崩さずに正確にシュートを決めることや、相手と対峙しながらでもスピードを落とさずに駆け引きができるかどうかというようなことですが、それは一日で身に付けられるものではないので、育成年代からやっていかなければならない問題だと思います。

―そのようなスキルを身に付けるために、育成年代からどのようなトレーニングをする必要があると思いますか?
ディフェンスがしっかりいる中で対人スキルを磨くことはもちろんですが、更に、スピードに乗った状態でボールを受ける、動かす、剥がすというのをやっていく必要があると思います。また、アナリティクなトレーニングだけでなく、無秩序な状態で、スペースや味方、相手などを認知してスキルを磨くことが必要かなと思いました。

―新潟県選抜の監督は「フットサルをやりに来ていない」とおっしゃっていましたが。
(新潟県の選手たちには)フットボーラーとしての能力が備わっていて、フットサルをやりに来ていないと言っても、スペースなどをしっかり認知できているので、自然と動きがフットサルになっているということだと思います。新潟は毎年本当に素晴らしい選手を輩出していると思います。

―大会全体についてはどのような感想を持たれましたか?
私自身、参加は3回目になりますが、レベルは年々上がってきていますし、レギュレーションなども少しずつ、本来のフットサルに近づいていて、指導者や関係者の方々が育成年代を盛り上げていこうというのが、本当に感じられます。今回は平日でしたが、3日間、本当にたくさんの方々に来ていだき、本当に嬉しく思いますし、フットサルの興奮を味わってもらえたと思います。

―最後に、練習から今日までの選抜チーム活動を振り返って感じられたことをお伺いできますでしょうか。
今回は過去2大会と異なり、過去2大会に東京都ユースリーグ優勝チームとして、単独チームで出場したフットボウズのメンバーを加えた本当の東京都選抜で臨む大会となりました。フットボウズの選手だけでなく、他のチームからも本当に素晴らしい選手が集まり、過去2大会はベーシックなところから合わせる必要がありましたが、今回はその必要はなく、東京都として、育成年代からフットサルの発展に取り組んできたことを強く感じられました。優勝にふさわしいメンバーが揃っていたということで、選手、スタッフ、皆が、練習初日から自信を持っていたので、それだけに頂点に立てなかったのは、本当に無念です。

12番 岡部直樹選手(府中アスレティックFCサテライト)、13番 村上拓也選手(フットボウズ・フットサルU-18)、14番 戸田佳佑選手(國學院久我山高校サッカー部)※所属は2017年3月時点

―村上選手と岡部選手は一昨年、昨年とフットボウズとしてこの大会に参加して、今年は3回目の出場となりましたが、振り返ってみていかがですか?
村上:選抜として出たのは今年が初めてですが、いいメンバーが集まって戦えたのは良かったです。
岡部:(フットボウズとして出場した)去年はあまりいい結果が残せなかったので今年は全力で優勝を狙いにいったんですけど、準優勝で終わったしまったので残念です。

―戸田選手は本大会に初めて参加となりましたが、いかがでしたか?
戸田:(フットサルの)素人なのに、周りの方が温かい応援をしてくれてチームメイトも協力してくれました。優勝したかったんですが結果が出なかったので、本当に申し訳ないです。

―戸田選手は今回の都選抜の活動で初めて本格的にフットサルに取り組んだということですが。
戸田:はい、本当に分からないことばかりだったので仲間たちに聞きながらやっている状態だったんですが、みんな嫌な顔一つせず教えてくれて、いい仲間に巡り合えたなと思います。

―サッカーと比べてどうでしたか?
戸田:フットサルは独特な動きがあってサッカーの概念を全部覆された感じです。フットサルは難しかったです。でも、仲間との連携やスペースの使い方などサッカーにも活かせる点もいくつかあったと思います。

―決勝戦前は、チームでどんな話をしたのでしょうか?
村上:新潟県選抜には予選で負けていたのでその反省を生かすというのと、決勝はピッチが40×20と広くなるので、パスが巧い相手に対してディフェンスのところでラインを設定して、相手にある程度パスを回させる、変に突っ込まないということを意識しました。決勝でも相手にやりたいことをあまりやらせなかったのかなとは思います。

―決勝を戦ってみて感じた課題などがあれば教えて下さい。
岡部:後半の疲れてきたところで走り切れなかったり最後プレスがあまりかかっていなくて押し込まれた時間が長かったので、押し返したり自分たちのペースにもう一度持っていくことが必要だったなと思います。その辺りのゲームコントロールの部分が少し課題なのかなと感じました。
村上:相手はボールを持たせると何でもできるなと感じました。シュートもできて、ドリブルもできて、パスもできて、その精度が高いので、そこは差を感じました。

―新潟県選抜の主要メンバーは帝京長岡高校サッカー部ということで、國學院久我山高校サッカー部の戸田選手もよく知っている相手だったと思いますが。
戸田:いやもう、本当に負けたくなかったんですが・・・相手は巧かったです。フットサル慣れしているとも感じました。

―最後に、今後の目標をお聞かせ下さい。
村上:(フウガドールすみだ)バッファローズでしっかり結果を残すことです。
岡部:まずはU-20の日本代表としてアジア選手権(AFC U-20フットサル選手権タイ2017/5月16日~26日@バンコク)のメンバーに入って勝ち上がりたいです。あとは、Fリーグに早く出場したいです。
戸田:フットサルでもサッカーでも自分の満足いく結果を残していきたいと思います。

森監督、岡部選手、村上選手、戸田選手、ありがとうございました!

2017年4月6日 | カテゴリー :

GAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2017優勝チーム『U-18新潟県選抜』インタビュー

【GAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2017】

3月28日~30日、墨田区総合体育館にて開催された「GAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2017」は、帝京長岡高校サッカー部を中心とする「U-18新潟県選抜」の優勝で幕を閉じた。新潟県選抜は大会二連覇、帝京長岡高校として出場した昨年夏の全日本ユース(U-18)フットサル大会も含めると、U-18フットサルの公式大会で新潟県勢が三回連続の優勝を果たした。

今大会の1次ラウンド(4チームによるグループリーグ)、U-18新潟県選抜は松山工業高校、宮城県選抜に圧勝、東京都選抜Aにも4-2で勝利し、余力を残しながらCグループ1位で2次ラウンドに進出した。そして迎えた準決勝、北海道選抜戦では今大会初めて先制を許し苦しむも、個々の高い適応力で接戦を制した。

フットサルの戦術や分析力で勝負するのではなく、試合中に相手のプレーを観ながら、都度、戦い方を判断するという新潟県選抜の選手たち。彼らは、今年もその独自のフットボール力を存分に発揮し、見事栄冠を手にした。

《1次ラウンド》
①U-18新潟県選抜 7-0 松山工業高校
②U-18新潟県選抜 6-1 U-18宮城県選抜
③U-18新潟県選抜 4-2 U-18東京都選抜A
《準決勝》
U-18新潟県選抜 3-2 U-18北海道選抜
《決勝》
U-18新潟県選抜 2-2(PK3-2) U-18東京都選抜A

大会公式サイト

昨年はコーチとして、今年は監督として大会に臨み、連覇達成という重責を果たした青木宗監督、キャプテンとしてチームを引っ張りながら得点王にも輝いた安井嶺芽選手、U-20フットサル日本代表候補であり、シュライカー大阪での活躍も期待される齋藤日向選手に大会を振り返っていただくと共に、新潟県の強さの秘密、今後の目標などを伺いました。

U-18新潟県選抜 青木宗監督

―優勝おめでとうございます。決勝は前回大会と同じカードになりましたが、いかがでしたか?
東京都選抜の指導者の方、フットボウズ(東京都選抜Aに6名)の指導者の方とは去年も(春のユースフットサル選抜トーナメント、夏の全日本ユースで)対戦しているので、「決勝でまた当たりましょう」という話をさせてもらっていました。決勝戦については自分たちの良さを発揮しながら、すごく気持ちを込めて戦えたのが良かったと思います。

―今回の新潟県選抜のチーム編成を教えていただけますか。
帝京長岡が登録10名、その他は長岡向陵、中越、敬和学園高校の4チーム編成で、主に出ていたのは帝京長岡の選手でした。

―今大会へ向けての取り組みを伺えますでしょうか。
皆それぞれ進路先の練習などがあり、事前に皆が集まっての練習はなかなかできなかったのですが、今大会の試合を通して徐々にチームが良くなっていったと思います。基本的には自分たちでその状況に応じて戦い方を判断していける力を持っている選手たちなので、(大会中は)指示というよりも、彼らと対話しながら進め方を決めていきました。大会を通して、選手たちの適応力の素晴らさを改めて感じました。

―全日本ユースU-15・U-18、そして今大会も新潟が獲りましたね。
去年のこの大会も勝たせてもらいましたし、全日本ユースU-18、U-15も新潟が獲っているので、チーム起ち上げの時に「新潟のフットサルがここで簡単に負けるわけにはいかないぞ」という話をしていました。
(昨夏の全日本ユースU-18の優勝チーム、帝京長岡高校の監督である)古沢からは「僕、夏、獲ってるんで」と言われていましたし、シュライカー大阪の佐藤亮は実の弟なんですが、弟からも「俺、リーグ取ってるから。兄ちゃん負けちゃだめだよ」と言われてプレッシャーを感じていたので、安堵です(笑)。(優勝することができて)嬉しいというよりも安心しましたね。

―試合を観ていて新潟のフットサルはレベルが高いなと思いますが、その下地はどのようにして築かれてきたのでしょうか?
やはり長岡JYFCの存在が大きいと思います。他のチームも全国大会で活躍していますが、長岡JYFCはそれをリードする存在になっています。そこに競争原理が働いて、全体の質が向上しているんだと思います。あとは、雪が降る土地なので、冬場は体育館でトレーニングするのが要因だと思います。でも、新潟では、残念ながらU-18カテゴリーでフットサル専門のチームはないので、そういう面では他の地域と比べてすごく遅れているなと感じてはいます。

―サッカー部でありながらフットサル大会にも参加されている目的、意義などはどのように考えていらっしゃいますか。
まず、私自身はサッカーとフットサルは違う種目だと思っています。ですから、今回はフットサル大会ですがフットサルをやりに来ているということではなく、自分たちが積み上げてきた技術をこのピッチの中で活かすという考えで参加しています。
あとは、(シュライカー大阪に入団する)齋藤日向が良い例ですが、こういうフットサル大会の場で活躍することで進路先が拓けるということがあると思います。

6番 安井嶺芽選手

―優勝おめでとうございます。賀川浩賞(得点王)も獲りましたね。
ありがとうございます。貪欲に行きました。

―夏と春、二連覇を達成しました。勝因は何だと思いますか?
チームの仲がいいことです。今回は選抜ということで寄せ集めだったんですが、本当にみんな仲良くやれていたのでそれが勝利に繋がったと思います。

―昨夏の全日本ユース(U-18)フットサル大会で全国制覇をしてからこれまでの間、フットサルについてはどのような取り組みをしてきましたか?
フットサルをやる環境はなかったんですが、多摩大学(フットサル部)への進学が決まってからはフットサルの試合を、ドリブルの仕方やブロックの仕方、フットサルの動きをイメージしながら観るようにしていました。

―決勝戦の前にはチームでどのような話をしましたか?
試合前には勝とうということしか言っていなかったのですが、試合中やハーフタイム中には(齋藤)日向くんから細かい指示が少しありました。

―決勝戦の相手、東京都選抜Aのメンバーはフットサルを専門にやっている選手たちですが、対戦してみてどのように感じましたか?
東京都選抜の2セット目(6番 茶碗谷選手、11番 南雲選手、13番 村上選手、15番 鈴木選手)の走り方、スペースに抜ける動きだったり一拍タイミングを置いて前に関わってくる動きだったりが自分たちにはない部分で、そこは最後まで対応しきれなかったです。

―自分たちが勝っていたと思う部分は?
足もとの技術です。

―今大会、個人として出来たと思うところを教えて下さい。
やれていると思ったのは、キックのところだけですね。味方の裏への動きを観ておいてパスを出すところは相手と同じくらいのレベルにはあったかなと思います。でも、体力面がまだ全然だめなのと、もう少しフットサルの勉強をしないと相手の攻撃に対応できないなと思いました。

―印象に残った選手はいますか?
(東京都選抜Aの11番)南雲くんは巧いですね。南雲くんはドリブルが巧くて、前に運ぶ持ち方ができるのですごいなと思いました。

―安井選手はその南雲選手と同じく多摩大学フットサル部に入部するとのことですが、どういう理由で多摩大学を選んだのでしょうか?
フットサル指導者として有名な福角監督の下でやってみたいと思ったからです。

―今後の目標を教えてください。
大学で日本一です。多摩大には健太郎くん(帝京長岡の先輩の石田健太郎選手/多摩大学・バルドラール浦安)もいるので一緒に頑張っていきたいです。

4番 齋藤日向選手

―夏の全日本ユースと合わせて連覇となりました。夏と比べて今大会はどうでしたか?
夏の時は何も知らないでフットサルをやっていたんですが、今回は大会に臨む前に自分で大阪に行って1か月半くらい(シュライカー大阪の)練習に参加して学んだことが多かったので、少しはそれを出せたかなと思います。

―シュライカー大阪に入団しようと思った理由を教えて下さい。
帝京長岡の先輩、佐藤亮さんの下でやりたいというのと、大阪は外国人選手のレベルやチーム全体のレベルも高いですし、木暮監督は日本代表の監督もされていたので、そういう環境の中でもまれたいと思って決めました。

―すでに大阪に拠点を置いているのですか?
はい、寮に住んで、朝はトップ、夜はサテライトの練習に参加しています。

―新潟を離れて大阪で生活をする、シュライカー大阪に入団するというのは大きな決断だったかと思いますが、迷いはありませんでしたか?
学校の先生からは大学に行かないのはリスクがあるという話もされていたんですが、4年後に同じチャンスが来るかと言ったらその保証はないので、自分としては今やれる時にやった方がいいと思って決断しました。それでもしだめでも、成長できること、得られるものがあると思っているので。それと、親が「自分が好きなようにやればいい」と言ってくれて自由な選択肢を与えてくれたのが一番大きいと思います。

―木暮監督の指導を受けてどのように感じていますか?
考えてフットサルすることが毎日の習慣で、考えてやらないとできないトレーニングが多いので、高いレベルの中でやれているなと思います。それに、外国人選手や日本代表のノブさん(小曽戸允哉選手)と一緒にやれているので、吸収するものが多いです。

―今、プレー面で出来ている部分、足りない部分は?
パスの部分はパススピードを意識してあげて通るようになってきていると思います。でも、自分は1対1で抜いてシュートというのが得意ではなくて、いろいろな人からもっと仕掛けた方がいいと言われているので、そこはまだまだだと思います。

―今後の目標を教えて下さい。
チームで試合に出られるようになることと、U-20の日本代表に選ばれることです。そして、将来はA代表に選ばれたいです。

青木監督、安井選手、齋藤選手、ありがとうございました。

U-18新潟県選抜の皆さん、優勝おめでとうございます!新たなステージでの活躍を期待しています!!

2017年4月1日 | カテゴリー :

MFP関東U-10フットサルプレリーグ2016・優勝『ZOTT WASEDA INFANTIL U-10』&優秀選手インタビュー

【MFP関東U-10フットサルプレリーグ2016】

期日:2016年10月15日~2017年2月19日/会場:ミズノフットサルプラザ調布
主催:futsal R/協力:ミズノフットサルプラザ調布

2016年10月に、“フットサルの真剣勝負を日常に”をテーマとして開幕した『MFP関東U-10フットサルプレリーグ2016』は、ZOTT WASEDA INFANTIL U-10の優勝、FCアンビシオン U-10の準優勝で幕を閉じました。

フットサルに真摯に向き合い、最後まで諦めない姿勢でリーグ戦を戦い抜いてくれた6チーム。その中でも、一際アグレッシブに、そしてフットサルらしさを随所に見せる戦いぶりで見事優勝を果たした『ZOTT WASEDA INFANTIL U-10』の丸山淳コーチに、リーグに参加しての感想やZOTTの育成等についてお話しをお伺いしました。

また、リーグ優秀選手に選出された8名の選手に、フットサルの楽しさや今後の目標などを伺いました。

優勝:ZOTT WASEDA INFANTIL U-10

優勝チーム『ZOTT WASEDA INFANTIL U-10』インタビュー

丸山 淳コーチ

―優勝おめでとうございます!ZOTT U-10は少人数ながら最後までアグレッシブなプレーで魅せてくれました。どのようなところが優勝という結果に繋がったと思いますか?
普段の練習から言っているんですが、一人一人が100%、120%やったというところと、あとはディフェンスの部分かなと思います。攻撃で流れがうまくいかない時も、ディフェンスからしっかりと入っていけるというのが今のU-10の強みだと思っていて、そこが上手く出せたのではないかと思います。

―今回、MFP関東U-10フィットサルプレリーグに参加してくださった理由を教えてください。
U-10の年代はフットサルの試合の機会が少なく、リーグというかたちで試合ができるというのはとても魅力的だったので参加させていただきました。

―実際に参加されてみて、どう感じられましたか?
まず単純に、試合の場をいただいているというのが大きいと思います。更に、全5試合を通して選手たちの成長を感じることができましたし、それと同時に課題も多く見つけられたので、選手としても指導者としてもとても良い経験をさせていただきました。

―4年生は、普段どういうところに重点をおいて練習を行っていますか?
今は基本的なフットサルを教えている段階ですが、意識していることとしては、必ず、「判断を伴うようなトレーニング」を行うようにしています。

―最後に、ZOTTの育成方針、どういう選手を育てていきたいかというところをお聞かせいただけますでしょうか。
ZOTTはFリーグを目指しているクラブではないですが、選手の中で将来的にZOTTのトップチームでやりたいと思ってくれる選手がいればすごく嬉しいです。そして、クラブの中から日本代表などトップレベルの選手を輩出していくことができれば本当に嬉しいですし、そういう選手を育てることが僕らの役目だとも思っています。Fリーグのチームに比べると知名度は落ちる部分があるかとは思いますが、指導・育成に関しては自信を持ってやっていますし、周りの方からも「育成はZOTT。ZOTTでやれば伸びる」と言ってもらえるように、今後、より一層育成に力を入れていきたいです。

ZOTT WASEDA INFANTIL U-9・U-10の2チームでリーグ参加してくれました!

優秀選手インタビュー

表彰式:優秀選手8名にはMIZUNOの新作のプラクティスシャツが贈られました!

【優秀選手】
ZOTT WASEDA INFANTIL U-10:吉田 龍吾くん、岸 誉道くん
ZOTT WASEDA INFANTIL U-9:佐久間 駿くん
FCアンビシオン U-10:二木 俊丞くん、秦 涼太くん
FCアンビシオン U-9:小田嶋 勇吾くん
鑓水サッカークラブ:佐藤 創大くん
FOOTBOZE FUTSAL U-9:千田 聖奈くん


ZOTT WASEDA INFANTIL U-10:吉田龍吾くん、岸誉道くん/U-9:佐久間駿くん
―まずは、U-10のお二人に伺います。今回のリーグではどんなところが良かったから優勝できたのだと思いますか?
吉田:みんなでしっかりディフェンスしてから攻めて、カウンターで決めたりして、みんなで頑張ったから勝てたと思います。
:結構シュートを外す場面もありましたが、その後しっかり決めたから勝てたと思います。

―キャプテンとして意識したことやチームのみんなに伝えたことはありますか?
吉田:最初の方はディフェンスができていなくて点を取られていたんですが、しっかりディフェンスしようと声掛けをしたことで、みんながやる気を出してしっかりプレーしてくれるようになりました。

―フットサルの真剣勝負をしてみてどうでしたか?
:サッカーよりコートが狭かったりボールが小さかったりして少しやりにくい部分もありますが、それでもちゃんとパスを繋いでゴールまで行けたから良かったと思います。

―フットサルをやっていて楽しいなと思うところは?
:ゴールが小さいからシュートコースが少なくなる時もありますが、その時のゴールキーパーとの駆け引きが楽しいなと思います。
吉田: 2 対 1で攻めて来られた時に僕がディフェンスでボールを取れると嬉しいし、楽しいです。

―得意なプレーを教えてください。
佐久間:フリーキックとキーパーです。
:ディフェンスです。
吉田:ディフェンスでボールを取ってから、すぐフリーの選手にパスを出すのが得意です。

―目標と憧れの選手・好きな選手を教えて下さい。
佐久間:コーチたちみたいにZOTTの大人のチーム入ることが目標です。憧れの選手は森岡薫選手です。
:日本のサッカーとフットサルを外国のいろんな人に観てもらったり伝えたりしたいです。好きなフットサル選手はZOTTの背番号4番の荒木さん(荒木淳選手)です。
吉田:目標はZOTTのトップチームに入って関東で一番になって、Fリーグ(の選手相手)でも勝てるくらいの選手になりたいです。引退してしまったんですけど、ZOTTの7番のしんのさん(武内新之介選手)が好きです。

FCアンビシオン U-10:二木俊丞くん、秦涼太くん/U-9:小田嶋勇吾くん
―優秀選手おめでとうございます!皆さんは普段サッカーもしているかと思いますが、どうしてフットサルも始めたのでしょうか?
二木:フットサルはコートが狭いけれど、遠くから打ってもボールが重くて入らないので、ドリブルで仕掛けて打つのが楽しいからです。
:自分がプレーしやすいからです。
小田嶋:コートが小さくて仕掛けやすいので、どんどんドリブルで持って行ってシュートしやすくて楽しいからです。

―今回、U-10リーグでフットサルの真剣勝負をしてみてどうでしたか?
二木:どのチームも強いけど、ZOTTにとにかく勝ちたかったです。
:自分のチームよりも実力があるチームが多かったけど、最後まで戦い抜けて良かったです。
小田嶋:FCアンビシオンU-10とやってU-10は強かったけど、最後まで諦めないで1点、2点と取っていけば、いつか勝てる時があると思いました。

―フットサルをやっていて、どんなところが楽しいですか?
二木:コートが狭い分プレッシャーも早く来るけれど、判断を速くすると相手も遅れてプレッシャーに来るので、そこをうまく仕掛けると楽しいです。
:コートが狭いからパスとかドリブルですぐにゴールに近づけて、シュートがたくさん打ててるところがいいと思います。
小田嶋:フットサルはコートが大きくないから1 対 1で負けるとシュートが打たれやすくなるから、どんどん寄せていってボールを取ったらカウンターでドリブルで仕掛けてシュートするところが楽しいです。

―好きなフットサル選手、サッカー選手はいますか?
二木:アグエロです。相手がいても体で勝負して、突破して、必ずシュートまで持ち込むところが好きです。
:ネイマールです。テクニックがあるしドリブルも巧いから観ていてワッと思うシーンが多いから好きです。
小田嶋:クリスティアーノ・ロナウドです。ロナウドはテクニックでどんどん相手をかわすし、正確なシュートとフリーキックを持っていて遠くからでもシュートを打てるし、コントロールしてスルーパスもできるので凄いと思います。

―フットサル選手、サッカー選手としての目標を教えてください。
二木:なるべくディフェンスでボールを持っている時は切り返さないで、判断を速くして、パスからシュートとかそのままドリブルで突破したりというのを続けられるようにしたいです。
:判断を速くして、パスかシュートかドリブルかをすぐに決めてプレーできるようになりたいです。
小田嶋:相手がどこにいるかを見て、相手が近くにいたら(スペースを見つけて)パスを出したり、近くにいなければドリブルで行ってシュートしたりスルーパスを出したり、(その時一番いいプレーを)見極められるようになりたいです。

鑓水サッカークラブ:佐藤創大くん
―優秀選手おめでとうございます!まずは、フットサルを始めたきっかけを教えて下さい。
小学1年生の時に、友だちのマサヤ君が鑓水サッカークラブで楽しそうにサッカーをやっていたので、僕も入りました。(鑓水サッカークラブはフットサルの練習もしているので、創大くんはサッカーと同時にフットサルもやり始めました)

―フットサルのどういうところが楽しいですか?
シュートが決まる時、楽しいなと思います。

―憧れの選手はいますか?
メッシです。

―フットサル、サッカーの目標を教えてください。
Aチームになりたいです。そして、たくさん優勝したいです!

FOOTBOZE FUTSAL U-9:千田聖奈くん
―優秀選手おめでとうございます!まず、フットサルを始めたきっかけを教えてください。
幼稚園の時にフットボウズのサッカースクールに入って、1年生からフットサルも始めました。

―今回のリーグでフットサルの真剣勝負をしてみてどう感じましたか?
相手が強くて難しい試合ばかりでした。

―フットサルのどういうところが好きですか?
サッカーは広いコートで全員がボールに触わることができなかったりするけど、フットサルは狭いコートだからみんなで協力しあってプレーができるところがいいと思います。

―憧れの選手はいますか?
フウガドールすみだの清水和也選手です。

―最後に、これからの目標を教えてください。
来年のMFP関東U-10フットサルリーグで優勝することです。そして将来、フットサル日本代表に選ばれたいです!!

ミズノフットサルプラザ調布様より贈られたMIZUNOのプラクティスシャツを着て記念撮影♪

ZOTT WASEDA INFANTIL U-10の皆さん、優秀選手に皆さん、ありがとうございました!!

2017年2月23日 | カテゴリー :

第16回東京都ユース(U-18)フットサルフェスティバル優勝『FOOTBOZE FUTSAL U-18』インタビュー

優勝:FOOTBOZE FUTSAL U-18
準優勝:フウガドールすみだファルコンズ

 《決勝戦》
FOOTBOZE FUTSAL U-18  1-1(延長0-0)(PK3-2)フウガドールすみだファルコンズ


東京都U-18フットサル冬のチャンピオンを決める『第16回東京都ユース(U-18)フットサルフェスティバル』の決勝戦は、今年度の全日本ユース(U-18)フットサル大会で全国準優勝を果たした『FOOTBOZE FUTSAL U-18』と、第16回東京都フットサルチャレンジU-18の覇者『フウガドールすみだファルコンズ』の対決となった。
3年生が中心で常に安定したプレーを見せるFOOTBOZEと、準々決勝・準決勝でFCレジスタンス(駒大高)と國學院久我山高校Aを破り勢いに乗るファルコンズの対戦は、厳しいプレッシングの掛け合いが続く接戦となる。
前半は、互いにピヴォを起点とした攻撃やセットプレーなどでチャンスを作るも崩し切れず、両チームスコアレスのまま試合を折り返す。
後半2分、ファルコンズ43番 佐藤雄介がキックインからのファー詰めで先制ゴールを決める。 その後も、2点目を狙うファルコンズと何としても同点に追いつきたいFOOTBOZEとの激しいぶつかり合いは続くがスコアは0-1のまま動かない。
そして、試合終了時間が迫る中、FOOTBOZE 39番 南雲颯太が落ち着いた判断で相手の僅かな隙を突き、ゴール前へとボールを繋ぐ。これを14番 村上拓也が決め、FOOTBOZEがぎりぎりのところで同点に追いつく。
試合は1-1のまま延長戦、そして、PK戦へと突入。最後は、FOOTBOZEの守護神、野澤拓実がファルコンズの3人目を止め、FOOTBOZE FUTSAL U-18が第16回大会の栄冠を手にした。
状況認知と瞬時の決断において卓越した能力を発揮し、チームを優勝へと導いた南雲颯太選手、スピード感溢れるアグレッシブなプレーを武器に、攻撃の要として活躍した村上拓也選手に今大会を振り返ってもらうと共に、フットサルの魅力や高校卒業後の進路、目標などについて伺った。

―優勝おめでとうございます!まずは今の気持ちをお聞かせ下さい。

南雲本当に嬉しいです。3年生最後の公式大会ということで、集大成として、全員で力を出して勝つことができました。優勝できて本当に良かったです。
村上ずっとフットボウズでフットサルをやってきて、最後、優勝で終わることができて良かったです。

―今日の初戦、準々決勝の相手はU-18リーグ等で何度も対戦しているZOTT WASEDA JUVENILでしたが、試合を振り返ってみていかがですか。

村上対ZOTTはこれまでの対戦成績はいいのですが、相手はセットプレーも持っていますし、ピヴォの強い選手もいるので苦戦しました。入りは難しかったですが、結果的に2点取ることが出来て良かったです。

―準決勝の府中アスレティック戦は大接戦でしたが、試合終了間際にゴールを決め、劇的な勝利を収めましたね。

南雲:今季はU-18リーグで2回やって2回引き分けということでやり辛い相手ではあったんですが、最後、諦めずにみんなの力で1点をもぎ取ることができました。

―そして迎えた決勝戦。相手は駒大高校と國學院久我山高校を破り勢いに乗るフウガドールすみだファルコンズでした。この試合では今大会初めて先制されてしまいましたが、その時はどういう気持ちでしたか。

南雲:相手の強みで失点してしまいましたが、時間もあったので焦りは感じていなくて、落ち着いてプレーを続けることができました。
村上:自分は内心少し焦っていたんですが、その焦りをなくすように上手く声掛けできたのが良かったです。

―0対1になった後も一進一退の攻防が続き、後半終了ラスト1分20秒でフットボウズがついに同点に追いつきました。その時のプレーを振り返っていただけますでしょうか。

村上:先制されて、とにかくゴールを決めたいと思っていました。(南雲)颯太がゴール前で粘ってくれて、あとは決めるだけでした。まさかポストに当てると思わなかったですが、決まってくれてよかったです笑
南雲:徐々に焦りも出てきていていましたが、最後までチーム全員が諦めず、一点を取るため必死に攻撃し続けたことがゴールに繋がったと思います。

―そして、PK戦での勝利。本当におめでとうございます。

村上: ありがとうございます!PKは野澤が止めてくれると思っていたので勝てると思っていました。
南雲: PKもしっかり練習してきていたので、みんな自信はあったと思います。

―さて、お二人はずっとフットサルをやってきたということですが、フットサルを始めた時期、きっかけを教えていただけますでしょうか。

南雲:小学4年生の時に(FOOTBOZEの)豊田コーチからの誘いがあって始めたのですが、サッカーよりもボールに触れられる時間が長くて楽しかったのでやってみようと思いました。
村上:小学3年生からフットボウズのサッカースクールに通っていて、4年生になる時にFOOTBOZEが本格的にフットサルチームを始めるということで自分も始めました。

―お二人にとってのフットサルの魅力を教えて下さい。

南雲:スピーディーで攻守の切り替えが何度も起こることや、一つ一つのプレーに答えがいくつもあり、その時々で一番いい選択をすること、最後まで何が起こるかわからないことがフットサルの魅力だと思います。
村上:サッカーの試合にほとんど出たことがなくて、ちゃんとサッカーをやったことがないので比較はできないですけど、ピッチも狭くてゴールも近いので、球際の激しさとかスピード感は、見ていて迫力も凄いし、魅力だと思います。

―お二人の高校卒業後の進路、そして目標、夢を教えてください。

南雲:多摩大学体育会フットサル部で福角監督の下、心技体脳しっかり鍛えていき、年代別の日本代表になりたいです。
村上:来年度からはフウガドールすみだバッファローズに入団します。まずバッファローズで活躍することが目標です。将来はFリーグで活躍します。
南雲選手、村上選手、ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈りしています!!

2017年2月1日 | カテゴリー :