バーモントカップ第25回全日本少年フットサル大会東京都大会・優勝インタビュー

バーモントカップ第25回全日本少年フットサル大会東京都大会で優勝した『FC トッカーノ』(世田谷区)の内野雄介監督と、決勝で得点した8永澤昴大選手、20中林恵太選手にお話をうかがいました。

<決勝戦>

FCトッカーノ3-1(前半0-1 後半3-0)町田小川FCレッドトッカーノ集合

FCトッカーノ 内野雄介監督

 ― 優勝おめでとうございます。まず、都大会全体を振り返っての感想をお願いします。

まず世田谷区の予選から始まって、都大会決勝大会1次ラウンドのリーグ戦を戦う中で課題が出て、そこから2次ラウンドのトーナメントまでの間にやってきたことがあって、少しずつチームとして成長してきたのかなと。出来ることが増えてきて、苦しい場面でも慌てずに、粘り強く戦えたというのが全国大会に出場できることになった勝因かなと思います。

世田谷区の予選から苦しい戦いの連続だったので、そういう接戦、真剣勝負の中で成長できたというのがあるので、全国大会までの間にまた少しずつ積み上げて、選手がいい顔で戦えるようにできればいいなと思っています。

― 決勝前、選手たちにはどんな言葉をかけましたか?

体力的にも厳しい中で、相手が2試合目でうちが3試合目ということは選手たちも知っていたんですが、そこを選手たちに意識させないようにして、ここまできたら気持ちの勝負だし、今までやってきたものを出せばいいんだよという話をしました。トッカーノ表彰

もちろん試合に出れる出れないがあって、試合に出る選手には責任があるし、恥ずかしいプレーはできないし、出られない選手のためにもやってやろうという声も子どもたち自身からも出ていたので、絶対勝つぞということで気持ちを入れて戦えたのではないかと思います。

― 前半0-1で折り返しましたが、ハーフタイムはどんな話をしましたか?

そんなに慌てる様な時間帯じゃないという話で、子どもたちも焦っている様子もなかったですし、今までリードされる試合も経験してきたので、そこで慌てて点を取りに行くんじゃなくて、自分たちの流れが来るまでしっかりディフェンスしよう、じっくり粘り強く戦おうという話をしました。絶対にチャンスは来るから、と。準決勝で自分たちがリードしていたところから一気に追いつかれるという場面もあったので、フットサルって0-1で勝負が決まるものではないという感覚を子どもたちも持っていたと思います。1点取れば流れは絶対こっちに来るから、逆に言えばこの状況はチャンスなんだよ、ここは慌てずにチャンスを待とうということを伝えました。なので、慌てず焦らず出来たのかなと思います。

― 全国大会に向けてはどういう準備をしていきますか?また、どういう戦いをしたいですか?

フットサルを通してフットサル、サッカー両方の技術を身に付けて、子どもたちが成長できる場にしたいですね。ただ参加するだけではなくて、大舞台を経験することで、チームとしても人間としても成長できたらいいなと思います。全国大会までの間にチームとして出来る事を増やして、更に一つにまとまってサッカーに取り組んでいけるように、6年生たちがもっとチームを好きになって皆で一生懸命に戦えるようになればいいかなと思います。

決勝で同点ゴールを決めた20番 中林恵太選手と3点目を決めた8番 永澤昴大選手に一言インタビュー

トッカーノ

― 全国大会への意気込みを聞かせてください。

中林選手「チーム全員で協力して、一点一点をものにしていって優勝したいです!」

永澤選手「とにかく勝って優勝したいです!」

 ― 将来、どういう選手になりたいですか?

中林選手「ディフェンスをしっかりやってボールを奪って、パスとかアシストとかで活躍したいです。憧れはFC東京の太田宏介選手です」

永澤選手「ドリブルで抜いたりいいパスを出したりして、点に絡む選手になりたいです。FC東京でプレーして、海外のチームにも行きたいです」

FCトッカーノは第5ブロック(世田谷区)予選では松原サッカークラブに敗れ準優勝でしたが、厳しい試合を通して少しずつ成長し、東京都決勝大会では激戦を勝ち抜き、見事優勝を果たしました。全国大会でも、将来の夢に近づくような成長を見せてくれることを期待しています!

2015年7月7日 | カテゴリー :