第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会関東大会で、フィクソとして守備に貢献しながらも3試合で4得点をあげ、チームの勝利に大きく貢献した岡部直樹選手と準決勝でPKを止め、チームを全国大会へと導いた守護神、野澤拓実選手にお話を伺いました。
―関東大会優勝おめでとうございます!全国大会への出場権を手にした今のお気持ちをお聞かせ下さい。
野澤:「仙台の舞台に立つ」という、1年生の頃からの夢が叶ったので嬉しいです。
岡部:去年の関東大会でロンドリーナに敗れてから1年経って、リベンジすることができて本当に嬉しいです。
―では、関東大会の3試合を振り返っていきたいと思います。まずは初戦の佐野日大高校(栃木県代表)戦、6-0の完勝でした。
岡部:相手が投げて来るということもあって、とにかくゴール前で体を張って競り合って、チャンスがあれば自分たちの攻撃をして得点を重ねようと思っていました。チャンスが来るまで我慢できたことが勝利に繋がったと思います。
―次に、全国大会の出場権をかけての準決勝は武相高校(神奈川県代表)との対戦。かなり緊迫した試合内容で、最後はPK戦での勝利となりました。
野澤:武相とは何度も練習試合をしていて、一番やり辛い相手でした。結果的に、すごい接戦でシーソーゲームが続きましたが、最後の最後に、準備してきたPK戦で勝つことが出来て良かったです。
―1点差から同点にされ、また1点取っては同点にされてというのを繰り返し、勝利目前でまたしても同点に追つかれてしまいました。その時のプレー、心境を振り返っていただけますか。
岡部:ラスト8秒、コーナーキックからの失点だったんですが、フィールドの中で意思の統一ができず失点してしまいました。全国大会では疲れた時でも意思を統一してプレー出来るようにしたいと思います。
野澤:本当にあと少しの所での失点で、正直ショックだったんですが、とにかくPKで止めるしかないと思いました。PKの時は、練習通りにやって1本目を止めることができて、チームに勢いを付けられたのかなと思っています。
―そして、決勝は中央学院高校(千葉県代表)との対戦となりました。試合を振り返っての感想をお願いします。
岡部:中央学院はとにかくドリブルをしてくるチームで、今までなかなか対戦したとこがないタイプのチームだったのでかなり手こずり、最初の方は連続で失点してしまいました。でも、徐々に相手のドリブルにも慣れてきて、自分たちが何段階にも用意しているプレスを駆使することで、最後は自分たちのペースに持ち込み勝利することができました。
野澤:自分たちのオウンゴールが2本あったので、自分が指示を出してそれを防げれば良かったなと思います。あとは、相手のテクニックに翻弄された部分があったので、全国ではそうならないように練習をしていきたいです。
―全国大会の組み合わせが決まり、フットボウズ・フットサルU-18は、白樺学園高校、島根県吉賀高校、帝京長岡高校と同グループになりましたが、特に気になっているチームはありますか?
岡部:一番気を付けなければならないのは、帝京長岡だと思います。帝京長岡は今年3月のユースフットサル選抜トーナメントでも新潟県選抜として出場していて対戦したんですが、その時は圧力とフィジカル能力にやられてしまいました。今度の全国大会では、今自分たちが取り組んでいるフィジカルやフットサルのスキルで帝京長岡を上回れたらいいなと思います。
野澤:同グループ3チーム全てがサッカーチームですが、サッカーチームに自分たちがフットサルで負けると言うのは恥ずかしいことだと思っているので、絶対勝って1位通過したいと思います。
―全国大会へ向けて意気込みを聞かせてください。
岡部:今大会の出場チームはほとんどがサッカーチームですが、サッカーチームにはフットサルで勝負してフットサルで勝たなければこの年代でフットサルをやっている意味がなくなってしまうので、そこは圧倒的な差を付けて勝ちたいと思います。「フットサルチームのプライド」を持ってフットサルチームがフットサル大会で優勝するというのを体現したいと思います。
野澤:チームとしては、全国の舞台で「真のフットサル」を見せたいと思います。個人としては、とにかく多くシュートを止めて、サッカー部のキーパーのお手本になるようなプレーが出来るよう頑張りたいです。全日本ユースは今年第3回ですが、まだフットサルチームは優勝したことがないので、フットボウズが優勝してフットサルチームとして初優勝できればいいなと思います。
岡部選手、野澤選手、ありがとうございました!
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会(8月4日~7日@宮城県/ゼビオアリーナ・仙台市体育館)でのご活躍をお祈りしています!!