フットサル進路ナビ『多摩大学体育会フットサル部』編

中学生、高校生に「フットサルの進路」を知ってもらうため、futsal Rが進路先チームを訪問し、高校を卒業したばかりのフットサル選手にお話を伺っていきます。
インタビュー第3弾では、多摩大学体育会フットサル部に所属する4選手に、進路先として多摩大学を選んだ理由やフットサルに対する想いなどを語っていただきました。
彼らのフットサルライフを知ることで、進むべき道が見えてくるかもしれません。

NO.14 石田健太郎選手 ・ NO.6 安井嶺芽選手 ・ NO.11 南雲颯太選手 ・ NO.15 木村芳之選手インタビュー

【経歴】
石田 健太郎(いしだ けんたろう)
■生年月日:1998年1月1日
■サッカー歴:長岡JYFC U-12→長岡JYFC U-15→帝京長岡高等学校
■フットサル歴:多摩大学、バルドラール浦安(Fリーグ特別指定選手)
■選抜歴:U-18フットサル新潟県選抜、U-20フットサル日本代表
■大学:多摩大学経営情報学部2年

安井 嶺芽(やすい りょうが)
■生年月日:1998年4月5日
■サッカー歴:長岡JYFC U-12→長岡JYFC U-15→帝京長岡高等学校
■フットサル歴:多摩大学
■選抜歴:U-18フットサル新潟県選抜
■受賞歴:GAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2017 賀川浩賞(得点王)
■大学:多摩大学経営情報学部1年

南雲 颯太(なぐも そうた)
■生年月日:1999年3月19日
■サッカー歴:FOOTBOZE FOOTBALL、桜丘FC(小学生)
■フットサル歴:FOOTBOZE FUTSAL U-12→FOOTBOZE FUTSAL U-15→FOOTBOZE FUTSAL U-18→多摩大学
■選抜歴:U-15フットサル東京都選抜、U-18フットサル東京都選抜、U-23フットサル東京都選抜
■大学:多摩大学経営情報学部1年

木村 芳之(きむら よしゆき)
■生年月日:1998年5月23日
■サッカー歴:川崎SSS→榛南FCジュニア→HeroFC→清流館高校サッカー部
■フットサル歴:HeroFC U15→HeroFC U18F
■選抜歴:U-18フットサル静岡県選抜
■大学:多摩大学経営情報学部1年


――今日は、フットサルとの出会いから現在の活躍までお話を伺いたいと思います。まず初めに、フットサルを始めてから多摩大に入学するまでのフットサル歴を教えてください。

安井:小学生の時から冬場は室内でボールを蹴ってはいました。それがフットサルというかどうかは分かりませんが・・・そして、中学で全日本ユース(U-15)フットサル大会に出場し、高校では全日本ユース(U-18)フットサル大会で全国優勝しました。
石田:僕も同じく、小学生から冬場はフットサルをやっていました。そして、中学生の時に全日本ユース(U-15)フットサル大会で日本一になって、高校は基本的にはサッカーでしたが、フットサルでも全日本ユース(U-18)フットサル大会やユースフットサル選抜トーナメントに出場しました。
南雲:自分はフットサルを始めたのは小学4年生の時です。フットサルの方がサッカーよりたくさんボールを触われてゴールも獲れるのが楽しくて始めました。
木村:中学の時、サッカーの夏の大会が終わって、遊びでフットサルをやってみようというのが始まりです。その時に、全日本ユース(U-15)フットサル大会の全国大会に出場することができたので、それから少しずつやるようになったという感じです。

全日本ユースU18での安井選手(高校3年当時)

――フットサルに出会ってから高校時代までで、一番印象に残っているフットサルの活動を教えてください。

安井:高3の時に出た二つの大会(帝京長岡として出場した全日本ユース(U-18)フットサル大会と新潟県選抜として出場したユースフットサル選抜トーナメント2017)で両方とも優勝できたことです。
石田:中学生の時の全日本ユース(U-15)フットサル大会ですね。フットサルの活動の中では一番楽しかったです。ずっと一緒にやってきた仲間たちと出場する最後の大会で全国優勝できて、本当に嬉しかったのを覚えています。
南雲:たくさんあるんですが・・・一番大きかったのは、高3の全日本ユース(U-18)フットサル大会です。そこを目指してやってきたんですが、準優勝に終わってしまい、とても悔しかったです。大学では日本一になれるように頑張っていきたいです。
木村:自分は中学の全日本ユース(U-15)フットサル大会です。中学3年間一緒にやってきた仲間で全国に出られたのは嬉しかったですし、楽しかったです。

――多摩大学を選んだ理由を伺えますでしょうか。

安井:候補としては他に順天堂大や大阪成蹊大があったのですが、多摩大には(帝京長岡で1年先輩の石田)健太郎くんがいましたし、やるなら良い監督がいるところでやりたいと思ったので多摩大に決めました。
石田:監督がいるのは大きかったです。それまでフットサルを知らない状態だったので、一から教わるには、監督からしっかり指導が受けられるチームが良いと思って多摩大に決めました。
南雲:多摩大はしっかり監督もいて、ちゃんとした自分たちのアリーナもあるので、練習がたくさんできるなと思って選びました。
木村:自分はHeroFCの監督に多摩大と大阪成蹊大を薦められたんですが、チームメイト2人が大阪成蹊に行くことになったので、その2人には負けたくないと思って、自分は多摩大にしました。

全日本ユースU18での南雲選手(高校3年当時)

――多摩大フットサル部に入ってから学んだことを教えてください。

安井:大学に入って初めて本格的にフットサルをやったので、戦術とか動き方など、サッカーにはないたくさんの決まり事を学んでいるところです。
石田:入部当時はフットサル用語が全然分からなかったですし、セットプレーやサインプレーがこれほど多いとは思わなかったので、最初は苦労しましたが、基本から教えてもらって良かったです。
南雲:監督は動画を撮って後から見せてくれたりするので、自分が苦手な個々の1対1のディフェンスやオフェンスの場面を映像で観て改善することができています。
木村:フットサルを本格的にやるのは初めてだったので、動き方やポジショニングの部分を多摩大で学びました。

――全日本大学フットサル大会について伺います。多摩大学は、昨年は全国第3位、今年は全国大会1次ラウンド敗退となりました。安井、南雲、木村選手は今年初めて、石田選手は昨年・今年と2回出場していますが、大会の感想をお聞かせいただけますか。

安井:正直、緊張しました。(東京都大学フットサルリーグ、関東大学フットサルリーグ等)普段やっている相手は引いて守ってくることが多いんですが、今大会では前から来られることも多くて対応しきれないことがありました。1次ラウンドで負けてないのに(1次ラウンド1勝2引分け)次に上がれなかったところ、勝ち切れなかったところは心残りです。
石田:去年、1年生の時の大会はフットサルというよりサッカーの延長線上でプレーさせてもらったんですが、全国3位まで行くことができました。自分はその後、バルドラール浦安やU-20日本代表でもフットサルを学び、多摩大のチームとしてもいろいろな戦術のトレーニングをして挑んだ大会でしたが、去年に比べて皆が戦術に頼り過ぎてしまって、突出して活躍する選手がいなかったような気がします。そこで一人でも飛びぬけて活躍できる選手が出てこないと勝てないのかなというのを感じました。自分も点を取ったわけではないですし、チームを勝たせるプレーが出来たわけではないので、いろいろ課題が残る大会でした。
南雲:大学生になって1番大きな大会ということで緊張していた中で、チームとしても個人としてもよく出来た部分はたくさんあったと思います。決勝、準決勝を見ていても、自分たちと比べてそれほど差は感じなかったので悔しいですが、今回の全国大会で出た課題をまた1年かけて克服して、来年優勝できるように頑張っていこうと思いました。
木村:自分の武器が通用する部分もありましたが、弱点もはっきりしました。高いレベルではその弱点を突かれてしまうので、これから弱点を少なくしていかないといけないなと思いました。

自然に囲まれた多摩大学多摩キャンパスにて

――多摩大学、多摩大学フットサル部の魅力は何だと思いますか?

安井:都心と違って自然が多いので、田舎から出てきても馴染みやすいです(笑)。フットサル部の魅力は、ちゃんとした監督がいて、個人の技術やできる事を活かして自由にやらせてくれる所です。
石田:他の大学と違って監督がいることは大きいと思いますし、今、週6練習しているんですが、これだけ練習ができるところは他にはないと思います。大学がたくさんフットサル部をサポートしてくれていて、とてもいい環境で練習できているので感謝しています。プレーの部分では、個人を尊重してくれて、個々の良さを引き出してもらえるのが良いと思います。
南雲:たくさん練習できるのは魅力だと思います。あと、多摩大の先生は優しくて良い方が多いです。
木村:授業が少人数制でちゃんと見てもらえるのがいいと思います。学校内にフットサル部が練習するアリーナがあるので、移動もすぐできますし、立派なアリーナでとてもいい環境です。

――フットサルの魅力と、難しいと思うところを教えてください。

安井:魅力は、たくさんボールに触れて、サッカーより多く得点に関われるところです。難しいところは、ちょっと抜けるのをミスしたりするとすぐにバランスが悪くなって、失う確率が増えるところです。
石田:魅力は、観る側からしたらサッカーよりも近くで観ることができるので、プレーを肌で感じることができるのではないかと思います。難しいところは、サッカーよりも一つのミスがすぐに失点に繋がるところです。
南雲:サッカーよりゴールが近いので得点が多く見られるのが魅力だと思います。難しいところは、相手も常に近くにいて一つのミスでもすぐに失点に繋がってしまうので、一つ一つ良い決断をして行動をしなければならないところです。
木村:どこのポジションでも点が取れるところが魅力です。難しい点は、ピヴォのポジションでもディフェンスをしなければならない、全部のことができないと試合に出られないというところです。

笑顔溢れるインタビュー。ありがとうございました!

――他の3選手のプレーを観てどう思いますか?

安井:(石田)健太郎くんは動き出しを見ていてくれて合わせてくれるのでやりやすいです。(南雲)颯太は今年に入って一緒にやったばかりなんですが、自分のプレーに上手く対応してくれてパスしてくれますし、ドリブルがウザったいくらい上手いですね。キム(木村)は自分が相手に抜かれた時にカバーにしっかり入ってくれるし、キョシュー笑(強いシュート)が強みだと思います。
石田:(安井)嶺芽はボールをしっかり保持できるのが良いところだと思います。颯太は上手い選手というのは前から聞いていて、大学で一緒にできるのを楽しみにしていました。実際やってみて、状況判断力が際立っていると感じましたし、すごくいい選手だと思います。キムは、見た目の通りパワーがあります。誰か抜かれてもゴール前に身体を張れる選手がいるというのは心強いですし、外からのシュートが一番の魅力だと思います。
南雲:嶺芽は高校時代何回も対戦していて、とても嫌な相手でした。今、仲間になってやってみると、しっかり見ていてくれるし、キックの精度が超高いので本当にやりやすいです。健太郎くんは自分の動きを見ていてくれて、いつもいいパスを出してくれます。健太郎くんのパスセンスは真似できないです。キムは身体が大きいのに足もとも上手くて、外からのシュートもあるので、そこは自分も真似していきたいですね。
木村:嶺芽のことは全日本ユース(U-18)フットサル大会の決勝、帝京長岡 vs フットボウズの時に知ったんですが、後ろからのロングボールの精度が高かったですし、第2PKも安定して決めていたのですごいなと思っていました。チームメイトになった今も、嶺芽が左で持って自分が右を駆け上がった時に裏に正確なボールを出してくれるので、その精度はすごいと思います。健太郎くんは、フィクソに入ることが多いですが、ボールロスト率がすごく少なくて、個人でも打開できる力を持っていますし、パスの正確さスピードで打開できる能力も持っているので、真似をしていきたいです。颯太は縦のドリブルが速いですし、相手にしたくないくらい上手いですね。フットサルの知識も豊富で、試合の時にバランスを取ってくれて助かりますし、すごい選手だと思います。

――自分の強みとこれから向上させていきたい部分を教えてください。

安井:最近になって得点に絡めるようになってきて、どこに走ったらボールが出てくるというのが分かってきたので、そこが強みかなと思います。向上させたいところは、戦術の理解と守備です。
石田:自信があるところは、ボールを保持する、失わないところです。動き出しを最後まで観るというのは意識してプレーしているので、そこを伸ばしていけたらと思います。あと、ゴールを獲るのがあまり得意ではないので、ゴールを決められるようになりたいです。
南雲:自分の強みは、一瞬一瞬で一番いい決断をするところやオフザボールの動きだと思います。
これから、大事なところでシュートを決められる選手、一人でも持ち込んでいって決められるような選手になりたいです。
木村:後ろからのロングシュートが自分の強みだと思います。最近体調不良のことが多いので、体調管理をしっかりしていきたいです。

ユースフットサル選抜2016での石田選手(高校3年当時)

――石田選手と南雲選手は、昨年冬にバルセロナで開催されたワールドフットサルカップにBardral/RAD U18(フベニール)のメンバーとして参加されましたが、大会で感じたことを教えていただけますでしょうか。

石田:バルサやコリンチャンスと実際に戦ってみて、世界を相手にしても通用する部分もあったと思いますが、フットサルに懸ける想いには差があったと思います。いい経験だったので、これを次に繋げていきたいです。
南雲:自分もバルサとかコリンチャンスとやってみて、体の使い方、大きさは差を感じました。それ以外の部分はパスもよく回せていたりして通用する部分が多くありました。すごいメンバーで行けて楽しかったですし、とてもいい経験になりました。

――石田選手はU-20日本代表としても活動されましたが、振り返ってみていかがですか。

石田:日の丸を付けて戦うといのは誰もが経験できることではないので、それを経験できたことは、これからすごくプラスになると思います。今回のU-20日本代表は大学フットサルからは自分だけでしたが、これからはもっと大学からも選出されて欲しいと思います。

――石田選手はFリーグ特別指定を受けてバルドラール浦安の選手としても試合にも出場していますが、それについてはどう感じていますか?

石田:大学の他に、特別指定選手としてFリーグにも出られるのというのは大きいと思います。Fリーグはフットサル界で日本最高の舞台ですし、お客さんがお金を払って観に来てくれるので、責任を感じます。

――大学のフットサルとFリーグ、プレー面ではどのような点で違いを感じますか?また、Fリーグで目標としている選手、好きな選手はいますか?

石田:正直に言うと、すべてが違います。スピードも判断力も強さも全部が違います。大学もそういうところをもっと突き詰めていかないと、この先、全日本選手権などでも上には行けないと思うので、しっかりトレーニングしていけたらなと思います。
好きな選手は、名古屋オーシャンズの西谷良介選手です。めちゃくちゃ上手いので、いつも観て、意識してプレーしています。

U18リーグチャンピオンズカップでの木村選手(高校3年当時)

――話はフットサルのことから離れますが、新潟出身の石田選手と安井選手、静岡出身の木村選手に伺います。東京に来て良かったと思うこと、逆に、辛いことや田舎が恋しくなることがあれば教えてください。

安井:テレビの世界の所にすぐに行けるのが良いところです。辛いのは、帰った時にご飯がないことです。
石田:良かったことは、たくさんの新たな出会いがあったことです。颯太やキムを初めとした多摩大の仲間、そして、バルドラール浦安の方々とも出会うことができました。悪い点は、空気がおいしくないことですね。苦しい(笑)。帰省して新幹線を降りた瞬間、空気の違いを感じます。
木村:良かった点は、ちょっと電車で街に出れば何でもあるところです。スポーツ用品から服から何でもあるので、暇があれば新宿に行っています。でも、テレビを観ていて海が映ると田舎帰りたくなりますね。実家から歩いて3分のところに海があるので、懐かしくなります。

――今後の目標を教えてください。

安井:大学で全国優勝は絶対にしたいです。個人としては、もっと得点に絡めるようにしたいです。今、関東大学フットサルリーグで得点ランキング1位なので、このまま得点王を狙っていきたいです。
石田:大学では、日本一になり続けることが目標です。あとは、日本代表でワールドカップに出るというのが大きな目標です。そのために、Fリーグでコンスタントに試合に出て、目に見えるような結果を出していければなと思います。
南雲:大学で日本一になりたいです。そして、健太郎くんのように、大学のうちからFリーグ特別指定にもなりたいですし、日本代表でも活動したいです。
木村:多摩大でフットサルの知識を付けて、全国でてっぺんを獲るのが目標です。そして、将来はフットサルのコーチをやりたいと思っています。

――最後に、高校でフットサル、サッカーをやっている選手たちに今やっておいた方がいいことや進路選択についてのアドバイスをお願いします。

安井:まず、今やっていることを最後までやり続けることが大事だと思います。途中で辞めるのではなく、最後までやり続けることが大事。進路については、(進路先候補のチームに)ちゃんと行って体験してみて、自分のやりたいサッカー、フットサルをやっているところをしっかり選んだ方が良いと思います。合わないところに行っても、試合に出られずに終わるだけなので。
石田:自分の長所を消さないようにするのが大事かなと思いますし、成功した時の喜びを忘れずにプレーした方が良いと思います。進路は、本当に自分の気持ちが一番大事だと思います。大学フットサルはこれからどんどん伸びてくると思うので、一緒に日本一を獲りたい人は多摩大に集合してください!
南雲:高校フットサル部やユースのフットサルチームでの活動は今しかできないことなので、最後まで楽しんでやってもらいたいです。進路については、いろんなチームに行って練習参加をして、自分に一番合うチームを慎重に選んだ方がいいと思います。
木村:今の仲間を大切にして欲しいと思います。進路については、目標を明確に持って、そこに一番近い選択をすれば良いと思います。

多摩大学体育会フットサル部

DATA

監督福角 有紘(ふくずみ ありひろ)監督
※現 フットサル日本女子代表コーチ
※フットサルA級ライセンス、サッカーB級ライセンス

部員構成/学年(人数):1年(6名+マネージャー1名) ・ 2年(9名+マネージャー1名) ・ 3年(2名)

練習日:週6日(月火木金土日)※平日の練習時間は7:00~か16:30~(週2回は二部練習)

練習会場:多摩大学多摩キャンパス内スポーツアリーナ

試合:東京都大学フットサルリーグ、関東大学フットサルリーグ、F育成リーグ、全日本大学フットサル大会、全日本フットサル選手権大会など

練習会場は大学内にあるスポーツアリーナ!

※データは全て2017年10月19日時点のものです

更に詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。

多摩大学体育会フットサル部公式サイト

「志」AO入試体育会(男子・女子フットサル部)特別給費生奨学金制度について

 

2017年10月19日 | カテゴリー :