第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会★準優勝チーム「フットボウズ・フットサルU-18」インタビュー

帝京長岡高等学校(北信越地域代表) vs フットボウズ・フットサル U-18(関東地域第1代表)の決勝戦は、延長の末に8-6で帝京長岡が勝利。全日本ユースを最大の目標として活動してきた「フットボウズ・フットサル U-18」は惜しくも優勝を逃した。しかし、最後までフットサルチームらしさを失わなかったその戦いぶりは、多くの観客に感動を与え、中高生フットサル選手たちに夢を与えた。

このチームのキャプテンであり、冷静に相手の状況を読み取る力で仲間を決勝へと導いたフットボウズの頭脳、茶碗谷廉太朗選手、フィクソとしてもピヴォとしても超高校生級のプレーを展開し、チームの危機を救った岡部直樹選手、攻守において一手先を見ながらプレーをクリエイトし、常にチームの要として活躍した南雲颯太選手にお話を伺った。

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―全日本ユース、お疲れ様でした。大会が終わって10日程経ちましたが、準優勝という結果について今はどう感じていますか?

茶碗谷:悔しいですが、全日本ユースの出場チームの殆どがサッカーチームという状況の中で、フットサルチームとして違いを見せることは出来たのではないかと思います。

岡部:フットサルチームとして出場して決勝まで残れたことは誇らしいですし、決勝でも、フットサルをやっている中高生、フットサルに興味を持っている中高生に希望を与えるような戦いができたことは良かったです。

南雲:悔しいですね。試合の動画を観返しても勝つチャンスはあったなと感じるので、逆転されたのは今でも悔しいですが、この試合があったから今がある、これからがあると思って、また頑張っていきたいです。

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中央学院戦での茶碗谷廉太朗選手

―1次ラウンド(予選)を突破して迎えた準々決勝。対戦相手は、ユースフットサル選抜トーナメント関東大会(千葉県選抜の主要メンバーが中央学院)、全日本ユース関東大会でも対戦している中央学院高等学校(関東第2代表)でした。同校との過去2回の対戦と比べ、今回はフットボウズが終始優勢だったように思いますが。

茶碗谷過去2回の対戦では、中央学院は全員が1対1で仕掛けてくる形だったのですが、今回はいわゆるフットサル的な動きが増えていたので、正直、前よりも守備などの面で対応がしやすかったです。自分たちが理想としている試合運びが出来ました。

―準決勝はフィジカルの強い、香川県立高松商業高等学校(四国地域代表)との対戦。0-2から同点に追いつくという展開でしたが、試合を振り返ってみていかがですか?

高松商戦でゴールを決めた岡部直樹選手

高松商戦でゴールを決めた岡部直樹選手

岡部:相手の特長でもある球際の強さ、フィジカル能力の高さというのはフットボウズには足りないので、それ以外の所で点が取れないと厳しいかなと思っていました。今回は大会を通して自分はフィクソとしてプレーしていたんですが、0-2とされてからは、自分がピヴォになってどうにかしないと勝てないと思って自ら前に行きました。いい時間帯で1点返すことが出来て良かったです。パワープレーで取った2点目に関しては気持ちで取った点なので、みんなのゴールです。

―2-2の同点で前後半が終了。決勝に進めるかどうかが決まるPK戦はかなり緊張したのではないでしょうか?

茶碗谷:これまでもいろいろな大会でPKを経験していたので、あまり緊張せずに決めることができました。

岡部:相手の1本目を野澤が止めてくれたので流れはこっちのものだと思って、思いっきりゴールに突き刺しました。

―高松商戦は魂で勝ち取った1勝だったと思います。そして、決勝戦は帝京長岡高等学校との対戦。正直、試合前は帝京長岡が優勢かと思っていたのですが、実際には、後半途中まではフットボウズペースで試合が進みました。前半2-0で折り返しましたが、ハーフタイムではどのようなお話をしたのでしょうか?

南雲:自分たちがこれまで何度も0-2をひっくり返して勝ってきた経験があるので、2-0で勝っていても全然安心はしていなくて、集中して3点目を取りに行こうという話をしていました。

茶碗谷:試合前に分析担当のコーチが分析した内容をボードに書いてくれていたので、ハーフタイムはそれを確認し、あとは延長戦になっても戦えるよう、とにかく疲れを取ることを優先しました。

―後半入ってすぐに追加点で3-0とし、その後、3-1、4-1、4-2、5-2という展開。取られても取り返し、3回目の3点リードで、フットボウズの勝利が見えてきたかと思ったのですが、結果的には、ここから一気に同点に追いつかれてしまいました。この時の状況を教えていただけますか。

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決勝、帝京長岡戦での南雲颯太選手

茶碗谷:5-2になった辺りで相手が4番をピヴォに入れて、キーパーからどんどん4番に当てる、後ろも組み立てずに4番に当てるということをやり始めたんですが、あれは今大会で帝京長岡が一度もやってこなかった戦い方でした。それまでの戦い方を見る限りでは、後ろにいる4番と6番のスイッチの所をしっかり対応すれば大丈夫だということで、その通りにやって決勝で5-2までもっていけたんですけど、相手が4番を前に送ってからは上手く4番に収まるようになり、自分たちはそれに対応出来なくて5-5まで行ってしまいました。

相手はパスが上手いチームだったので、投げてくるというのは想定もしていなかったですし、試合前の予想に反して自分たちが試合を優位に運んだことで、油断が生まれてしまった部分もあると思います。疲れのある中で、1対1もそれまでのようには対応できなくなり、ディフェンスも後手になり、ファウルもたまっていってしまいました。

岡部:一番は相手のメンタルにやられました。自分たちは今まで3点差をひっくり返された経験はなかったんですが、帝京長岡にはそれが出来るメンタルがあった。それが結果に表れたんだと思います。

南雲:5-2,5-3となっていく中でみんなの中に少しずつ焦りが出てきてファウルがたまってしまう、足が止まってきて抜かれてしまうという状況だったので、ベンチ含めみんなでもう少し声掛けをして、ディフェンス、オフェンスをすればよかったと思います。

フットサルチームとしての誇りを胸に

フットサルチームとしての誇りを胸に

―今大会、4日間6試合を全力で戦い抜き、どんなことを感じましたか?そして、今後フットサルにどう取り組んでいきたいですか?

茶碗谷フットボウズの目標だった「全日本ユースの決勝の舞台で自分たちのフットサルをする」というのは出来たのですが、大会を通してまだ個人の部分でサッカーエリートとの差を感じました。フットサルチームであっても、フットサルの技術だけでなく、サッカーをやっている人たちの1対1とか技術を超えられるようなトレーニングをしていかなればサッカーチームに勝てないと思いますし、個人としても上のレベルではやっていけないと思います。今回はそれを知るいい大会でした。

岡部:あのピッチに立てたことは今後の財産になるし、フットサル界に希望を与えられた戦いでもあったので、そこは誇りに思います。ただ、個人としてもチームとしても課題がすごく出たので、それを一個一個消化しながら上のレベルでプレーできたらいいなと思います。

南雲:ゼビオアリーナという素晴らしい舞台で決勝戦ができたのは本当に良かったです。自分たちみたいなフットサルチームでもあそこまで行けるということは証明できたと思うので、いつかフットサルチームが優勝するのを期待して、自分も上のレベルでプレーできるように頑張っていきたいです。

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茶碗谷選手、岡部選手、南雲選手、ありがとうございました!フットサル選手として今後ますますのご活躍をお祈りしています!

試合動画

準々決勝 フットボウズ・フットサル U-18 vs 中央学院高等学校

準決勝 フットボウズ・フットサル U-18 vs 香川県立高松商業高等学校

決勝 フットボウズ・フットサル U-18 vs 帝京長岡高等学校

2016年8月18日 | カテゴリー :

第16回東京都フットサルチャレンジU-18★優勝「フウガドールすみだファルコンズ」インタビュー

1次ラウンド・2次ラウンド計6試合で32得点2失点と、圧倒的な強さで「第16回東京都フットサルチャレンジ U-18」を制した「フウガドールすみだファルコンズ」。精鋭が集まるそのチームの中でも一際目を引くシュートセンスと確かな足元の技術を武器に、チームを勝利へと導いた40番 垂井斗我選手、誰よりも熱く懸命にピッチを走り回り、決勝では見事なロングシュートを決めた42番 畠山勇気選手にお話しを伺いました。

優勝「フウガドールすみだファルコンズ」

優勝「フウガドールすみだファルコンズ」

―ホンダカップU-18全国制覇に続いて、東京都フットサルチャレンジU-18での優勝、おめでとうございます!

垂井:ありがとうございます。このメンバーでしっかり練習して積み上げてきたものが、この舞台で発揮できたので、とても嬉しいです。

畠山:最高です!もう最高です!

P1390828―今大会ではいつもの攻撃力に加えて守備の堅さも印象に残りました。

垂井:チームで守備の強化は課題になっていましたし、相手に依って前から行ったり引いたりと、しっかり対応してプレーできたのが良かったと思います。そして何より、ピッチの選手とベンチの選手が一体となって守備に関してしっかり声掛けをしたことが優勝に繋がったのだと思います。

―今大会ご自身のプレーは満足のいくものでしたか?

畠山:決勝で決めたゴールはやばいです。あれはもう世界レベルです。(笑)

垂井:今大会通して調子が良くて、決勝の舞台では最初に2得点できてチームの流れを引き寄せられたのは大きいと思います。得点に何よりもこだわっていたので、決勝でチームの勝利に貢献出来て良かったです。

―ファルコンズは今大会に参加したチームの中で一際存在感を放っていました。それは強いからというだけではなく、チームの雰囲気による部分もあると思いますが、普段からチームとして意識していることはありますか?

垂井:どのチームよりも熱く、いい意味で一番うるさく、というのは意識しています。そして、会場を沸かせられるような、多くの人に観てもらえるようなチームを目指して日々やっています。

P1390814―その「フウガらしさ」はどうやって作り出しているのでしょうか?コーチの方などから「こうあるべき」というようなお話があるのでしょうか?

畠山:誰かから言われてということではないです。みんな目指している所が高いので、その気持ちが自然と表れているんだと思います。

―垂井選手は今大会でも10得点以上していて、リーグ戦や他の大会を観てもシュート力が突出していると感じます。

自分はシュートが下手だからこそ、シュートへのこだわりが誰よりもあると思います。強さだけでなくコースを突くこと等はまだまだ足りないと思いますが、僕はこれからまだまだ成長できると思っているので、もっと上を目指して頑張っていきたいです。シュートもスピードも技術も上げていきたいです。あと、本来自分はドリブルを得意としているんですが、もっともっと足元の技術を上げていかないとFリーグでは活躍できないと思うので、本当にそこはしっかりやっていきたいです。

―畠山選手は、今後どういう部分を伸ばしていきたいですか?

畠山:全部ですが、特にボラ選手のような身体を作りたいです。ボラ選手を超えるのが目標です。

―最後に個人目標、チーム目標をお願いします。

垂井:何よりも、早くトップチームに上がることが一番大事だと思っています。Fリーグは憧れの舞台なので、そこはしっかり目指していきたいです。そして、いつかは世界にも挑戦したいです。ファルコンズで3年生は僕一人なんですが、1、2年が本当に頑張ってくれていて、このメンバーなら来週の神戸の大会(「グリーンアリーナ神戸カップ U-18フットサルフェスティバル」8月24日・25日)でも負けないと思うので、絶対優勝できるように頑張ります。

畠山:個人としては、まずはバッファローズに上がることで、その後、トップ、日本代表というのが目標です。チームとしては、来年、全日本ユースで全国大会に出て優勝することを目標にして頑張っていきたいです。より高みを目指してみんなで頑張りましょう!!

畠山勇気選手、垂井斗我選手

畠山勇気選手、垂井斗我選手

垂井選手、畠山選手、ありがとうございました!今後、益々の活躍を期待しています!!

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会・優勝「帝京長岡高等学校」古沢徹監督&MVP 齋藤日向選手インタビュー

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会は、3大会連続出場の帝京長岡高等学校がフットボウズ・フットサル U-18を延長戦の末に下し、悲願の初優勝を果たした。

4日間で6試合を戦いながら、最後までハードワークと高い技術を維持し続けた帝京長岡高等学校。その疲れを感じさせない戦いぶりは見事で、改めて強豪サッカーチームの底力を見せつけられた大会となった。

選手たちに常に自主性を持たせ、選手たちを信じながら、心身共に最後の最後まで戦い切ることのできるチームを作り上げた古沢徹監督と、確かなボールコントロールと卓越したセンスで観客を魅了し、大会MVPに輝いた齋藤日向選手にお話を伺った。

優勝「帝京長岡高等学校」

優勝「帝京長岡高等学校」

帝京長岡高等学校 古沢徹監督

―優勝おめでとうございます。まずは、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

去年、一昨年とベスト8だったので、その壁を破って頂点に立てたことは、率直に嬉しいです。

―1次ラウンドの間に監督にお話を伺ったときは、厳しい戦いになると思いますというようなことを仰っていましたが、結果的には、見事栄冠を手にされましたね。

今年は去年の選手たちと比べると、フィジカル面でも技術面でも弱い部分があったので、厳しい大会になるかなと思っていましたが、去年よりも一人一人がすごくハードワークできる選手たちで、慢心とかイージーミスがなかったですね。頑張ってボールを追いかけながらも、一番大事な「相手を見る」「スペースを見つける」というところを突き詰め続けられていたのが大きいと思います。

P1380169―0対3になってもぶれずに戦えた要因はどこにあると思われますか?

逆に言うとあれ以外にやりようがないんです。大きい子を入れてやり方を変えるというようなことは必要かなとも思いますが、ここに来た意図というのが「少しでも成長させて冬の選手権に繋げる」ということと、フットサルは新潟県長岡が中学校年代でずっと日本一になっているのでその長岡で「フットサルを文化にしていきたい」ということなので、そこを突き詰めた戦い方をしました。相手をはがすことに頑張るとか相手の逆を取るということでリズムをもって来られればなと思っていました。

0-3までは、しんどいけれども4番を後ろに置いておいて、3点差開いたら4番を少し前にして16番と8番もしくは6番をへそにして、4番と16番のところに収まるので、それで何とか押し込めればなと。

―見事にはまりましたね。

そうですね。でも、前半を観た時はやばいなと思いましたし、怖かったですね。

もし、うちがリードしている展開で相手のパワープレーの時間が長かったら苦しかったかもしれませんね。うちは9人しかいませんでしたから。なので、うちが追う展開で後半ぐっと点を取れて追いつけたのが良かったですね。ビハインドの時も相手は5ファールあったので、落ち着いてやればできるかなと思っていました。

P1380538―試合前に特別にフットボウズ対策はされたんでしょうか?

パワープレー対策だけはミーティングしていました。相手の4番が内側に入ってきたらダイヤで守って外に逃げたらボックスにする、6番にミドルシュートを打たせないというあたりの話はしました。

―フットボウズより上回っていた部分は何だと思われますか?

選手たちの順応力ですかね。

僕は、基本的に、パワープレー以外はこう守りなさいということは言わないようにしています。まずは個の判断でやらせてみながら最後のところを僕がまとめた方が本人たちの幅が広がるかなと思うので。

サッカー的になってしまいますが、流動的に入れ替わるとか、多分フットサルではタブーとされている立ち位置がうちの選手たちにしてみればベストのポジションかもしれないので、その辺りは選手各々が相手の技量とボールの持ち方、角度などを見極めて決めていました。そういった順応力という部分では、多少勝っていたんではないかと思います。でも、やっぱりフットボウズさんはいいチームで、特に6番の選手は良かったので冷や冷やしましたけど、やっていてすごく面白かったですね。

―最後に今後の抱負を一言お願いします。

来年はサッカーとフットサルで日本一を目指したいと思います!

MVP 帝京長岡高等学校 NO.4 齋藤日向選手

―優勝、おめでとうございます!

ありがとうございます。とても嬉しいです。

P1380698―そして、MVP受賞、おめでとうございます!

ありがとうございます。取れると思っていなかったんですが、名前を呼ばれた瞬間、とても嬉しかったです。

―futsal Rでは優勝候補として帝京長岡さんをあげていたので、正に予想通りの結果となりました。

去年の3年生がフットサルが上手かったので今回優勝候補にしてもらっていたんだと思うんですが、自分たちの代はそんなに力がある選手がいるわけではないですし、サッカーを中心にやっているチームなので、そこまで自信はありませんでした。でも、日々のサッカーの練習でやっている小さな局面でのボール回しなどが今回フットサルにも活かせたのが良かったんだと思います。

―予選から振り返って、特に印象に残っているチームはありますか?

やっぱりフットボウズさんですね。フットサルを専門としてやってきているチームなので、セットプレーのサインプレーだったり守備のやり方だったりパワープレーだったり、いろいろな部分が印象に残りました。特にパワープレーに関しては自分にとっては初めての体験だったので、とても勉強になりました。

―決勝の相手はフットサル専門チームということで、何か特別に対策をしたのでしょうか?

試合前のミーティングで、前の2人が足を使って、2対3の状況でも、振られても頑張って付いていくということと、後ろは1対1でしっかり守るということを話しました。自分たちは組織的に守ることは練習していないので無理なので、とにかく足を使って守るということを監督から言われました。

P1380156(1)―フットサル経験値で勝る相手に勝てた要因は何だと思いますか?

日頃の練習で、パスのコースを3つ作る、選択肢を持つ等、フットサルにも応用できることをやってきたのが良かったと思います。セットプレーは単純なシュートだけになってしまいましたが、ボール回しなどは普段の練習の成果を出せたので良かったと思います。

―決勝では前半で2点ビハインドになりました。今大会で初めてのシチュエーションだったと思うのですが、焦りはありませんでしたか?

ベンチもピッチに立っている選手も意外と落ち込んでなくて、今大会で一番声を掛けていて、まだまだいけると思っていました。劣勢の中でもチーム一丸となって戦うことができました。

―これからフットサルを続けていく気持ちはありますか?

今は選手権に向けて頑張っていきたいです。でも、今回の大会でフットボウズなどと対戦し、フットサルの奥深さを感じましたし、フットサルの楽しさを肌で感じることができたので、フットサルについてもこれからじっくり考えていきたいと思います。

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帝京長岡高等学校の皆さん、優勝おめでとうございます!!全国高校サッカー選手権大会でのご活躍をお祈りしています。そして、来年も全日本ユース(U-18)フットサル大会でお会いできることを楽しみにしています。

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会関東大会・優勝「FOOTBOZE FUTSAL U-18」インタビュー

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会関東大会で、フィクソとして守備に貢献しながらも3試合で4得点をあげ、チームの勝利に大きく貢献した岡部直樹選手と準決勝でPKを止め、チームを全国大会へと導いた守護神、野澤拓実選手にお話を伺いました。

野澤選手、岡部選手

野澤選手、岡部選手

―関東大会優勝おめでとうございます!全国大会への出場権を手にした今のお気持ちをお聞かせ下さい。

野澤:「仙台の舞台に立つ」という、1年生の頃からの夢が叶ったので嬉しいです。

岡部:去年の関東大会でロンドリーナに敗れてから1年経って、リベンジすることができて本当に嬉しいです。

―では、関東大会の3試合を振り返っていきたいと思います。まずは初戦の佐野日大高校(栃木県代表)戦、6-0の完勝でした。

岡部:相手が投げて来るということもあって、とにかくゴール前で体を張って競り合って、チャンスがあれば自分たちの攻撃をして得点を重ねようと思っていました。チャンスが来るまで我慢できたことが勝利に繋がったと思います。

―次に、全国大会の出場権をかけての準決勝は武相高校(神奈川県代表)との対戦。かなり緊迫した試合内容で、最後はPK戦での勝利となりました。

野澤:武相とは何度も練習試合をしていて、一番やり辛い相手でした。結果的に、すごい接戦でシーソーゲームが続きましたが、最後の最後に、準備してきたPK戦で勝つことが出来て良かったです。

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スーパーセーブでチームを勝利に導いた野澤選手

―1点差から同点にされ、また1点取っては同点にされてというのを繰り返し、勝利目前でまたしても同点に追つかれてしまいました。その時のプレー、心境を振り返っていただけますか。

岡部:ラスト8秒、コーナーキックからの失点だったんですが、フィールドの中で意思の統一ができず失点してしまいました。全国大会では疲れた時でも意思を統一してプレー出来るようにしたいと思います。

野澤:本当にあと少しの所での失点で、正直ショックだったんですが、とにかくPKで止めるしかないと思いました。PKの時は、練習通りにやって1本目を止めることができて、チームに勢いを付けられたのかなと思っています。

―そして、決勝は中央学院高校(千葉県代表)との対戦となりました。試合を振り返っての感想をお願いします。

岡部:中央学院はとにかくドリブルをしてくるチームで、今までなかなか対戦したとこがないタイプのチームだったのでかなり手こずり、最初の方は連続で失点してしまいました。でも、徐々に相手のドリブルにも慣れてきて、自分たちが何段階にも用意しているプレスを駆使することで、最後は自分たちのペースに持ち込み勝利することができました。

野澤:自分たちのオウンゴールが2本あったので、自分が指示を出してそれを防げれば良かったなと思います。あとは、相手のテクニックに翻弄された部分があったので、全国ではそうならないように練習をしていきたいです。

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関東大会で4得点の活躍を見せた岡部選手

―全国大会の組み合わせが決まり、フットボウズ・フットサルU-18は、白樺学園高校、島根県吉賀高校、帝京長岡高校と同グループになりましたが、特に気になっているチームはありますか?

岡部:一番気を付けなければならないのは、帝京長岡だと思います。帝京長岡は今年3月のユースフットサル選抜トーナメントでも新潟県選抜として出場していて対戦したんですが、その時は圧力とフィジカル能力にやられてしまいました。今度の全国大会では、今自分たちが取り組んでいるフィジカルやフットサルのスキルで帝京長岡を上回れたらいいなと思います。

野澤:同グループ3チーム全てがサッカーチームですが、サッカーチームに自分たちがフットサルで負けると言うのは恥ずかしいことだと思っているので、絶対勝って1位通過したいと思います。

―全国大会へ向けて意気込みを聞かせてください。

岡部:今大会の出場チームはほとんどがサッカーチームですが、サッカーチームにはフットサルで勝負してフットサルで勝たなければこの年代でフットサルをやっている意味がなくなってしまうので、そこは圧倒的な差を付けて勝ちたいと思います。「フットサルチームのプライド」を持ってフットサルチームがフットサル大会で優勝するというのを体現したいと思います。

野澤:チームとしては、全国の舞台で「真のフットサル」を見せたいと思います。個人としては、とにかく多くシュートを止めて、サッカー部のキーパーのお手本になるようなプレーが出来るよう頑張りたいです。全日本ユースは今年第3回ですが、まだフットサルチームは優勝したことがないので、フットボウズが優勝してフットサルチームとして初優勝できればいいなと思います。

岡部選手、野澤選手、ありがとうございました!

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会(8月4日~7日@宮城県/ゼビオアリーナ・仙台市体育館)でのご活躍をお祈りしています!!

FOOTBOZE FUTSAL U-18

FOOTBOZE FUTSAL U-18

2016年7月11日 | カテゴリー :

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会東京都大会★優勝『フットボウズ・フットサルU-18』インタビュー

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会東京都大会は、フットボウズ・フットサルU-18が1次ラウンド、2次ランド計7試合で49得点4失点と圧倒的な強さを見せつけ、2年連続の優勝を飾った。

今大会、準々決勝と準決勝で貴重な先制点を決めた4番 二宮秀文選手、攻守において常に相手チームの脅威となり続けた13番 冨吉洸貴、そして、エースナンバー10番を背負い、ファーストセットで活躍し続けた千野慧太選手にお話を伺った。

試合結果はこちら

優勝:フットボウズ・フットサルU-18

優勝:フットボウズ・フットサルU-18

―東京都大会優勝おめでとうございます。1次ラウンド、2次ラウンド計7試合を勝ち抜いての優勝となりましたが、今どんな気持ちですか?

冨吉選手、千野選手、二宮選手

冨吉選手、千野選手、二宮選手

冨吉:シンプルに嬉しいです。

千野:点差をつけて勝てたことは嬉しかったです。

二宮:すごくほっとしています。

―今日の試合、準々決勝から振り返っていきたいと思います。まず、準々決勝の中野FCソレイユ戦は7-1の圧勝でしたが、試合内容はどうでしたか?

二宮:立ち上がりから点を取れて、自分たちのゲーム運びで試合ができました。途中危ない場面もありましたが、しっかり声をかけてやっていけたので良かったと思います。

―準決勝は、フウガドールすみだファルコンズとの対戦でした。接戦になるかと予想していましたが、結果は準々決勝に続いて7-1と快勝しましたね。

ファイル 2016-05-16 15 38 52千野:個々も強いし気持ちも入っている相手に対して最後まで気を抜かずに戦うことができました。ゴールラッシュできたのはすごく良かったです。

―そして決勝、錦城高校Aとの対戦も6-1で見事に勝利しましたが、試合を振り返ってみていかがですか?

冨吉:今日は一日に4試合で、長い時間プレーをしましたが、最後まで走り切ることができました。

二宮:後半足をつってしまったので、関東大会ではこういうことがないように、練習を頑張っていきたいと思います。

―今大会、個人、チームとして、納得いくプレーはできましたか?

千野:今大会のプレーは自分として全然納得いっていないので、関東大会ではドリブルもシュートもうまくいくように、これから練習していきたいと思います。

冨吉:練習でやってきたことをちゃんと出来て良かったです。

二宮:チームが最近取り組んできたことが今回うまくいったので、関東でもまた新しいことをやって勝ち抜けるように頑張りたいと思います。

ファイル 2016-05-16 15 36 40―今大会に向けて取り組んできたことを具体的に教えていただけますか。

二宮:狭いピッチでプレスをかけられるように、チーム全体でフィジカルトレーニングをやりました。今回それを活かせたのでよかったと思います。

千野:自分は今までシュートが少なくて、しかも弱かったので、筋トレをして下半身を鍛えて、どんどんシュート狙っていくように心がけました。

冨吉:個人としては、プレスを速くいくということを練習から心がけてやっていました。チームとしては、狭いピッチに適したプレスの練習を集中してやりました。

―関東へ向けて、どういう準備をしていきたいですか?

ファイル 2016-05-16 15 38 23二宮:今度はピッチサイズが今回より広くなるので、それを意識して、自分たちのプレスがしっかりはめられるようにやっていきたいと思います。

千野:夏なので多分体力の消耗も速いと思うので、これから走り込みも増やして、体力づくりに励んでいきたいと思います。

冨吉:ピッチサイズが40×20なので体力の消費がすごいと思うんですが、それでも最後まで走り切れるように体力づくりをしていきたいです。

FOOTBOZE FUTSAL U-18の皆さん、東京都大会優勝おめでとうございます!関東大会でのご活躍をお祈りしています!!

2016年5月16日 | カテゴリー :

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会 神奈川県大会★優勝『武相高校』インタビュー

第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会 神奈川県大会は、武相高校が3年連続同カードとなる決勝「武相高校 vs PSTCロンドリーナU-18」を4-1で制し、見事関東大会への切符を手にした。武相高校は昨年の雪辱を果たし、2年ぶり2回目の全日本ユース(U-18)フットサル大会関東大会出場となる。

今大会、怪我で欠場したキャプテンに代わりチームを牽引した1番 三橋希一選手(GK)と、決勝戦で2得点し優勝に大きく貢献した 11番 酒井康太郎選手(FP)にお話を伺った。

試合結果はこちら

優勝:武相高校

優勝:武相高校

―優勝おめでとうございます!まずは、今のお気持ちを聞かせてください。

酒井先輩2人が怪我のために今日の大会に出られなかったので、関東大会に連れて行ってあげられて嬉しいです。

三橋:今まで主力でやってきた2人が怪我で欠場していて厳しい大会でしたけど、2年生がよくがんばってくれて勝つことができて嬉しいです。

1番 三橋希一選手

1番 三橋希一選手

―予選リーグでは危なげなく勝利し、迎えたエスタジオ横浜U-18との準決勝。2点リードされてからの見事な逆転勝利(5-2)でしたが、試合を振り返ってみていかがですか?

酒井:立ち上がり2失点してしまって結構落ち込んでいたんですが、その中で9番の裕大くんがいいシュートを決めてくれたことでチームが盛り上がり、結果的には5点取って逆転できました。

三橋:最初、自分のミスで失点してしまったんですが、その後は気持ちを切り替えて止めることができました。あとは、みんなが頑張って点を取ってくれたので良かったです。

―勝因は何だと思いますか?

三橋:相手も予選で疲れていて足が止まってくると思ったのでそれを意識したのと、相手が中を狙ってくるので中を締めて、相手にいいプレーをさせなかったのが勝因だと思います。

11番 酒井康太郎選手

11番 酒井康太郎選手

―決勝前は昨年と同じ、武相 ロンドリーナの対戦となりました。どんな気持ちで試合に臨みましたか?

三橋:去年は決勝でロンドリーナに負けて悔しい思いをしたので、今年は勝つという気持だったし、(今日の準決勝)エスタジオ戦では自分のミスをみんながカバーしてくれたので、決勝では自分が止めてチームに貢献しようと思っていました。

―ロンドリーナも再三チャンスは作っていましたが、最終的には1失点で押さえることができました。どんな所に気を付けてプレーしていましたか?

三橋:最近の練習試合の中で、ミドルチームを打つときにあまり寄せないところがあったので、中を切るか縦を切るかというのを自分がコーチングして、相手の狙っているところを潰せたのが良かったと思います。

ファイル 2016-05-10 1 02 01―関東大会まであと1カ月半、どういう準備をしていきたいですか?

三橋:今日怪我で出られなかった選手たちも戻って来るので、そこでもっと連携を高めていきたいです。

酒井:立ち上がりが悪いことが多いので、最初からしっかりいけるように集中して練習をしていきたいです。

関東大会への意気込みをお願いします。

三橋:関東大会も1日で決まる厳しい戦いですが、うちは人数が多いという点で有利だと思うので、その選手層を活かして関東も戦えればなと思います。去年は関東大会に出られなくて悔しい思いをしたし、2年前は先輩たちがあと一歩のところで全国大会に出られなかったので、今年こそは全国に出られるように頑張りたいです。

 武相高校の皆さん、神奈川県大会優勝おめでとうございます!関東大会でのご活躍をお祈りしています!!

2016年5月10日 | カテゴリー :

第1回Copa futsal R 女子U-18★ベスト5★

★ベスト5★

ベスト5の皆さん

ベスト5の皆さん

準優勝の『TOKYO18』(府中アスレティックFCアスピランチ3名、FUSION2名、ウルボべリンダ1名の計6名で構成されたチーム)からは13長井愛夢選手(府中アスレティックFCアスピランチ)15原川菜々子選手(ウルボべリンダ)が、また、第3位の『筑波大学附属高校女子蹴球部』からは69西谷明理選手がベスト5に選出されました。

TOKYO18 原川菜々子選手

TOKYO18・原川菜々子選手

―今日一日、お疲れ様でした。まずは今日のご自身のプレーを振り返ってみていただけますでしょうか。自己評価は何点くらいでしょう?

原川:80点です。点も決められたしアシストも出来たので良かったんですが、守備の部分が足りなかったと思います。

長井:60点です。声が出せたところは良かったんですが、点は1点しか入れられなかったで、もう少し決められたかなと思います。

―原川さんはシュートの巧さが際立っていましたが、普段、シュート力を磨くためにやっていることはありますか?

TOKYO18 長井愛夢選手

TOKYO18 ・長井愛夢選手

原川:普段の練習からキーパーの位置を見たりしてコースを意識してやっています。

―長井さんは今日はフィクソとしてプレーされていましたが、気を付けた点はありますか?

長井:初めて組むメンバーだったので、声を出さなきゃバラバラになってしまうと思って、声を出すのはがんばりました。ディフェンスの時は誰が何番についてとかオフェンスの時は前向けるよとか相手のディフェンスが来てるよとか声を出すようにしました。

―筑波大学附属高校女子蹴球部の西谷さんに伺います。今日の大会は5チーム総当たりで行われましたが、参加してみていかがでしたか?

西谷:試合時間がいつもより長くて疲れましたが、いつもとは違う相手とも試合ができて楽しかったです。自己評価は70点です。練習通りにワンツーができたり自分もシュートすることができたのは良かったんですが、疲れて後半走れなかったり後ろで取られてしまうこともあったのでその点はダメだったかなと思います。

筑波大学附属高校女子蹴球部 西谷明理選手

筑波大学附属高校女子蹴球部・西谷明理選手

―部活は週に何日くらいありますか?

西谷:部活は週4で、あとは昼休みに試合形式だけの練習を週2日やっています。

―フットサルはいつ頃始められたんですか?

西谷:高校に入ってからです。サッカーは小学校の時に3年間くらいやっていました。

―今日の試合ではかなり切れ込んで右足できれいにシュートを決めたシーンがありましたが、あれは西谷さんの得意な形なのでしょうか?

西谷:年に4回くらいピーチカップという大会があるんですが、そこはコートが狭いので、ハーフよりちょっと前だったらかわしてシュートとか詰めを狙えたらいいなと思っていて、ずらしてシュートというのは意識しています。

―今日の大会で印象に残った対戦相手は?

西谷:TOKYO18の人たちがすごく巧くて、ボール回しにも余裕があると思いました。

ありがとうございます!次回は優勝目指してがんばってください!!


見事に全勝優勝を飾った『日本女子大学附属二階堂高校』からは10小山茜選手16番 GKの漆島うらら選手がベスト5に選出されました。

日本女子体育大学附属二階堂高校 漆島うらら選手

日本女子体育大学附属二階堂高校・漆島うらら選手

―優勝おめでとうございます。まずは今日一日を振り返ってみての感想をお願いします。

漆島:最終戦は警戒していたTOKYO18との試合だったので緊張してあまり上手く出来ないかと思ったんですが、失点しないで済んだので良かったです。

小山:全部勝ててよかったです。

―今日のプレーを自己評価すると何点くらいでしょうか?

漆島:キーパーとして取れる場面であまり活躍出来ていなくて、チームに迷惑をかけてしまったかなと思うので、40点くらいです。

小山:11点です。決めるところで決められなかったんですが、パスは通っていたので、そのパスの分で11点です。

日本女子体育大学附属二階堂高校 小山茜選手

日本女子体育大学附属二階堂高校・小山茜選手

―普段の自分のプレーの良さはどんなところでしょうか?

小山:ドリブルでかわして決めるところなんですが、今日は出来なかったので悔しいです。

―練習は週にどれくらしていますか?

漆島:水曜日と日曜がオフなんですが、今日のように日曜に試合があることもあるので、水曜以外ほとんど部活ですね。

―目指している大会はありますか?

漆島:全日本(女子フットサル選手権)と都カップ(東京都女子フットサル大会)です。

―その大会での目標は?

小山:できれば優勝したいんですが、社会人も出場していて上に行くのは難しいので、まずは予選通過を目指しています。

―お二人はまだ1年生ということですが、これからどんな選手になっていきたいですか?

小山:10番背負っている身としては、エースにならなきゃなと思います。

漆島:キーパーの後輩が入ってきてくれたら、先輩として恥ずかしくないようなプレーをしたいです。あと、みんなに任せてもらえるキーパーになりたいです。

―多摩大学のスポーツアリーナでプレーしてみていかがでしたか?

漆島:今日のコートは普段やっている人工芝や体育館とはボールの走り方が違ったのでキーパーとして意識するところも変わってきて、緊張感を持ってプレーすることができました。

小山:中だとボールが滑るので、トラップなどの面で外よりは気を付けてやる必要があると思いました。

ありがとうございます。是非次回のCopa futsal R 女子U-18にもご参加ください。

漆島小山はい!次も優勝します!!

 ベスト5の皆さん、おめでとうございます!第2回Cop futsal R 女子U-18へのご参加をお待ちしています!!

大会の結果はこちら⇒http://futsalr.com/match/copa-futsalr-girls-u18/

2016年3月30日 | カテゴリー :